トヨタ期間従業員に行こう

トヨタ自動車期間従業員であった筆者が期間工、派遣社員、非正規社員についてや雇用の問題そして1年間にわたる失業生活、その後のタクシー運転手としての日々なんかをぬるめに書いています。

九州男児の美学
「日本三大ブスの産地」に愛知県が入っていることに対して、否定的なのだけれど、実は「日本最大ブ男の産地」に愛知県が入ったとしても、なんとなく納得する今日この頃、空梅雨の午後だったり・・・。

というのも、この業界だからなのか、それとも愛知県だからなのか、ボクには信じられない行動をする人が多い。

「へ〜、そんなこと平気で出来るんだね」なんて人が多い。羞恥心のない人が多い。

そもそも日本人には「恥の文化」というものがあって、その恥のためには死をも厭わない民族だったはずだ。そうしてボクが育った環境では、常に「九州男児」という美学を、例えば学校で、例えば酒場で、言われ意識していた。

なにも九州に生まれたから「九州男児」が備わっているわけではなくて、常に親や教師や先輩から、美しいものとして、そして叱咤激励の言葉として「九州男児だろ」と言われ続けて、そいいう生き方を求めてきただけのこと。

三河男児、なんて生き方はないのか、それを意識することもないのだろうか。尾張男児もいないのか。あれほどの侠客がいた地域なのに、その生き方、美学は、葬り去られてしまって、やっぱり人の生き方にまで、豊田一家の渡世が忍び込んでしまっては、合理性だけが男の生き方になってしまったのだろうか。

いつまでの欲にしがみついてしまう老人たち、女に食わしてもらう乞食男たち、オレはオレはと自己顕示欲ばかりのカタシ野郎、ケジメもつけられない半端男に、仁義も切れない腐男、足を引っ張る蛸男・・・。

すべての男がそうではないけれど、そんな風上にもおけない男の多いことよ。それは、やっぱりこの業界だからなのか、それとも三河や尾張の特性なのか。

ああ、空梅雨に、虫の音まで「利己利己」と聞こえる。

豊橋美人 | トヨタ期間従業員に行こう

九州吹戻し | トヨタ期間従業員に行こう

大戸屋
大戸屋なう。
セブンイレブンと西濃運輸の業務提携、オレたちに明日はあるかも
クロネコヤマトの再配達問題や、人材不足、未払い残業代問題が話題になってから、Amazonなどのネット通販での買い物の仕方が変わった人も多いはずだ。ボクもそのうちのひとりで、例えばまとめて買うようになったり、あるいは利用回数が減ったり、時間指定をしたり、運送会社に気を遣うようになった。

通販市場も少なからず影響があったはずだ。

その話題の最中に、セブンイレブンと西濃運輸の業務提携なんてニュースも流れて、同じ運転を生業としているボクとしては、その口の端にも上がらないタクシー業界に一抹の不安を憶えている。

国土交通省自動車局の「皆で地域交通をつくるための各サービスの改善」というレポートを読むと、いろいろな意見は出ているものの、それを誰がどうやるか、なんて具体的なところまでは来ていない。クロネコヤマトやセブンイレブンのように、民間だと一気に動き出すのだろうけれど、なんせ岩盤規制に守られている温室育ちのタクシー業界なので、それに業界自体が高齢化しているもんだから、前に進まない。

運転手も業界も目先のことしか興味がない。それにみょうなプライドもある。

貨客混載、もっとタクシーを! | トヨタ期間従業員に行こう
例えばクロネコヤマトの宅配便のトラックや郵便の集配車に乗客を乗せられるようになったり、タクシーで買物をして宅配するなんてことが可能になるということだ。

便利かもしれない。郵便局へ行くのに郵便集配車に乗って行くのは都合が良い。郵便局がコンビニを経営するようになるともっと便利になるかもしれない。いやコンビニがタクシー経営に進出するかもしれない。これまた母のような買い物難民にはありがたい。

タクシーはどうだろうか。物の集配、独居者の見回りの業務にニーズが高まるかもしれない。例えばワタミやヨシケイなんて宅食業者の配達をタクシーが行うようになるかもしれない。回送のついでに見回り業務をするようになるかもしれない。オンデマンドタクシーが真のオンデマンドになってゆくなんてことも考えられる。全ての車両が介護タクシーになるかもしれない。そしてamazonやイオンなんてネットスーパーの配達を受け持つようになるかもしれない。高齢者が免許を返納するとタクシー券がもらえるようにきっとなる。老人福祉タクシーチケットは今後さらに増える。ウハウハなのだ。


なんて2年前に書いた通り、そんなことはもう分かっていたことで、すでに誰かが初めてなければならないことなんだけれど、やっぱり業界の宿痾、目先の金と欲にしか興味がない経営者と、「レベルの低い喧嘩」しかできない組合が、業界を潰してゆく。

ローソンやファミリーマートと、日本郵便とタッグを組んで、貨客混載、手待ち時間に荷物を運ぶなんてことも、もう実験しなければならない時期なのだ。

と、前回の続きを書いてみた。

ほたるの宿 形原温泉
生活保護者をタクシー業界へ雇用する
タクシー業界は公共交通機関ということで社会貢献や社会的責任を果たしている、ということだけではなくて、雇用創出、高齢者雇用を担っている。いや後者の事実のほうが、その存在価値は大きいのではないかと考えることがある。

60歳を超えた人や、就職困窮者(という表現が適切で適当かはわからないのだけれど)の雇用の受け皿として存在する、要するに雇用のセイフティネットという役目もある。非正規雇用が増加するなか、タクシー業界は常に正規雇用する。というか、道路運送法で短期雇用を禁じているので、雇用の安定は確保される。失業率の数字にもかなり貢献していて、法人タクシーでハローワークに求人を出していない企業はない、と思う。

ということで、いろいろな人がいる。

朝、営業所に行ったら、乗務員と管理職が掴み合いの喧嘩をしてた
原因は、成績があまりにも悪いので、今日の釣り銭を、貸してくれなかったことらしい

すっごいレベルの低い喧嘩!! ('・ω・)

(・ω・) なよなよの、東京タクシーブログ

「レベルが低い喧嘩」も確かにかなりある。

釣銭がない、ということは、その日の生活にも困る人も多いってことだ。歩合給で「足切」があるという理由も、実はそんな、いろいろな人の性格に理由がある。

生活保護者をタクシー業界へ雇用する、なんて記事をどこかで読んだ。その話は以前からあって、「運転できるならタクシーで働け」という短絡的な話で、なんだか中にいるボクたちにとっては微妙な感じで・・・。その話が、業界の中から出ているから、業界自体が自らの職業を「簡単なもの」みたいに、卑下してしまっているのではないか、と、まあ、その微妙な感じを観察している。

「生活保護の人にも自家用車は必要だと?運転できるならタクシー会社で働け」かあ・・・。 | トヨタ期間従業員に行こう
そして次は生保需要。自動車免許取得年齢の引き下げもあるかもしれないね。内需拡大なくして国家の発展はないのだろうから、賛成したほうが良いかもしれないね。被保護実人員1,827,652人、200万台弱の巨大マーケットの出現ですが…。

なんてもう7年も前から考えていたことなんだが・・・。

それとか
派遣切り、タクシー運転手へ転職 | トヨタ期間従業員に行こう

若者の職業訓練、タクシーどうでしょう? | トヨタ期間従業員に行こう

タクシー業界だけではなくて、世の中人手不足で、「女性活躍」とか「高齢者雇用」なんて、その人手不足を「働き方」なんてものに変換して、国家総動員で内需拡大を図ろうとしているのだけれど、どうなんだろうね、業界の中から「運転できるならタクシー乗れ」なんて生活保護の人を無理やり押し込むってのは、業界の必要性を説くためにしては、強引すぎないか、そう思うのだけれど。

というか、まあ、それならばキチンと適性な職業に就けるような職業訓練なんてもののほうが肝要じゃないかと思う。

業界改革して、多角経営すれば、社会の歪が解決されるはずなんだけれど、その話はまたあとで・・・。

蓬莱泉 朧月
おとう飯、ではなくて、おやじ飯。この場合は「おやじめし」
蓬莱泉 朧月
シェアリングエコノミー
「K、となりのお婆さんを病院に送ってやって」

田舎に帰ると、当たり前のように言われた。バスどころかタクシーだって不便な地域だからだ。近くのタクシー会社の所有台数は、確か3台で、それさえも前日予約で、「相乗り」での運行も行っていた。

「相乗り」は違法なことだったのだろうけれど、そこは方便で、というか、カスタマーファーストとか正義の問題で、今思えば、タクシー会社の社長もだけれど、運転手のまこさんやTさんなんてのは偉かったなあ、なんて考えている。そうそう、運転手の名前を憶えているってのも、田舎ならではだし、いかにボクたちが相互依存し共助しあってきたか、という証なのだろう。

ライドシェアのことを少し考えて、少し思ったところを書いてきた。

業界の中の人であるボクは、どちらかというと業界寄りで、例えばボクたちの雇用のこととか、業界に託された使命なんてことを(それも雇用のことにウエイトが寄りがちなんだけれど)、強引に論調を「反対」にしている。

しかし、こうして静かに考えてみると、それに田舎の風景をイメージしてみると、「なにが悪いんだろう」なんて思えてくる。

この国ではシェアリングエコノミーは実行されていて、扶助や共助なしでは生きていけなかった。ボクたちが嫌ってきた「ムラ社会」という共同体がそうだ。ムラ社会では一人では生きられない。「村八分」になったとしても、十分の交際の中、葬式と火災の二分はみんなで行っていた。(注1)

いや、人類はシェアリングエコノミーによって進化した。それが、支配と搾取の中で禁忌されるものにされていったのだ。要するに資本主義という利益優先主義のために、その支配者が利益を得るために、共同体を崩壊し個の重要性を説き、大量生産大量消費の罠をしかけただけのことなのだ。

そうして食べ過ぎてダイエットするというような愚行の美学が世界を席巻する。ボクたちは「消費者」なんて称号を与えられて嬉々としている。

その悪癖、大量生産と大量消費、伸びなければならない経済、そのためだけにシェアリングエコノミーが悪者になっている。危険や安全性、雇用や経済なんて理屈を付けながら、悪者に印象操作されているように思える。選ぶのは、支配者が、為政者が作り出した、ボクたち「消費者」ではないのか。

それにUberがLiftyが認められなければ、ボクたちの生活は豊かになるのですか?ライドシェアがなければ、ボクたちの賃金は上がるのですか?そうして明るい未来が約束されるのですか?

いや違う。業界だけが、岩盤規制で守られている業界だけが、豊かになり明るい未来を約束されるだけなのだ。

業界とはいったい誰なんだろうか? | トヨタ期間従業員に行こう
白タクどうでしょう? | トヨタ期間従業員に行こう

豊橋駅タクシープール
豊橋駅タクシープール

(注1)村八分 - Wikipedia
血煙荒神山
なにが面白いのだろうか、なんて思っていた。

父は浪曲や講談を聴くのが好きだった。ラジオから流れる「ヘンテコリンな声」を、ボクたちは不思議に感じていたし、なにが面白いのだろうか、なんて言っていた。

「吉良の仁吉」なんて名前を聞いて、その浪曲の登場人物だったことが解かったのは、ここに住むようになってからのことで、「平井亀吉」や「形の原の斧八」という人たちの存在を近くに思うようになってから、ボクも浪曲を「面白く」感じ始めた。

聖地にいることの因果みたいなものを感じながら、遠い時間と場所の中に、例えば父親のことが交差する、そんなノスタルジックな気分に浸る時間を好むようになっている。ようするに、浪曲を聴くことは父や昔のことを思い出すスイッチとなっているのだ。

広沢虎造の「次郎長伝」を聴くと、そういったノスタルジックと相まって、この国の古き良き精神世界の原風景を感じる。義理人情、仁義とか任侠の世界の基礎となるものは、そもそも日本人の道徳観とか倫理観そのものではなかったか、そう思う。

人のために女房を離縁し、命を捨てる、なんてことは聖職者にも政治家にもできはしない。もうそういった義理人情、とか正義なんてものは浪曲の中の話だけになってしまって、利己的に生きることを平気で自慢する世間になってしまっている。欲のために長生きする人のなんと多いことか。往生際の悪い老人のなんと多いことか。

荒神山の喧嘩で吉良の仁吉は、その28年という短い生涯を終えた。

「虎は死して皮を留め、人は死して名を残す」
そういう生き方を考えることは大切なことだ。

今日は「仁吉まつり」。

仁吉まつり
第37回 仁吉まつり | まいぷれ[西尾市]
残業規制は迷惑なんですが・・・
「働き方改革」の残業時間規制の計画が決定されて、残業時間を月45時間、年間360時間の上限で基本的な規制を法制化し、2019年4月に施行される見通しになった。

その45時間が長いか短いか、なんてことは、労働者それぞれの事情によって違ってくる。

タクシー業界は、「改善基準告示」で、労働時間が月322時間(車庫待ち)、残業時間にして焼く150時間も国家によって認めらているのだから、そんな45時間なんて陳腐な時間は、あってないようなものなのだ。

月間150時間残業しても、全産業平均賃金よりも低いのだから、出来れば「もっと残業を」なんて言いたいのは、24時間営業をするコンビニみたいなもので、客単価と客数の上昇が少子高齢化によって絶望的状況なのだから、せめて時間を延長して収入を増やす、というのが、商売の基本、経営の基礎、経済の法則、というものなのだ。

過労死や過労自死が減ったとしても、残業規制はボクたちをさらに貧しくさせ、貧困死や貧困自殺を増やす。

それを解かっているのだろう、ボクたちタクシー運転手や、バス、トラック運転手は、その残業規制を5年間猶予されるらしい。

そもそも、残業しなくても普通の生活が出来る賃金があればいいだけの話で、残業規制よりは、低賃金規制なんてものを法定化すべきで、企業の賃金思想の低俗化や倫理観の欠如が、今のこの「働かされ方」に至っている原因であるというもの。

さらに5年の猶予のそのあとは、月80時間、年960時間の残業が許されるそうで、今から7年後も、他業種の労働者との格差は縮小することはない、そう天下国家が晴れて認めてくれたことは、これまた絶望的で、どんなに時間が過ぎようとも、どんな働き方をしようとも、待遇改善なんて夢のまた夢。

と、夢を見る暇もなく、日進日歩の勢いで業界を取り巻く環境だけは変化を続け、自動化や無料化、ライドシェアなんて、残業どころが仕事が限りなく0になる日のほうが、きっとその7年よりは早く来る。

と、その前に、この身がそれまで持つか、ということのほうが問題だったりもする。

残業がなくなれば、シアワセになるのならば、なんだかとても簡単に思える。そうそう、Uberなんてライドシェアが認められなければシアワセになる、なんて幻想と同じで、結局、シアワセになるのは、業界と政界なんだろうと考えたら、7年後にはこの国もあるのか、なんて疑問に思ったり。

たっぷりと残業した頭で考えているんだが・・・。
トビウオと可
トビウオと可

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