トヨタ期間従業員に行こう

トヨタ自動車期間従業員であった筆者が期間工、派遣社員、非正規社員についてや雇用の問題そして1年間にわたる失業生活、その後のタクシー運転手としての日々なんかをぬるめに書いています。

マーラの死
豊橋総合動植物園(のんほいパーク)で生まれ、骨折しリハビリ中だったアフリカゾウのマーラが死んだ。

フルサト遠く連れてこられた象をわざわざ閉じ込めて飼育することにどれほどの意味や意義や価値なんてものがあるのだろうかと、また思った。母親の愛情も家族の温もりも故郷の柔らかさも知らずに死んで、幸せだったのだろうか、そうまた考えた。

子ゾウマーラ・・・それでも群れ飼育を中止しませんか? | トヨタ期間従業員に行こう
マーラの骨折は深刻な状態らしくて、今日の地方紙(どこかは忘れたけれど「東日」か「東愛知」)の情報によると、治る確率はかなり低くて、おそらくこのまま寝たきりになる可能性が大きいらしい。二歳にして寝たきりになってしまった。

計画されている象の群れ飼育の施設内でその姿を見せるのだろうか。そんな寝たきりマーラを見た子どもたちはどう感じ、どう思うのだろうか?例えば「飼育」するという人間のエゴを考え、動物の哀しみを理解し、優しさを学ぶのだろうか。「ああ、なんてかわいそうなマーラ」なんて涙する子どもたち…。

あるいは、寝たきりになっても生きて行こうとする姿をみて「ボクも頑張らないと」なんて考える子どももいるのだろうか。ほんとうに象飼育によって「子に幸せ」が訪れるのだろうか。

ボクが知る限り「反対」の声のほうが多い。それも圧倒的に多い。いったい誰が賛成しているのだろうかと思うほど、多い。そして誰もが違和感を覚えている。

たぶん、マーラは治らないで死ぬ。そうしたらまた飯村のどこかに穴を掘って埋めるのだろうか。群れで飼育、それも人工飼育することの弊害はかならず出てくる。ニホンザルや鹿なんてもともとこの国にいる動物と同じように考えてはいけない。フルサト遠く連れてこられた象をわざわざ閉じ込めて飼育することにどれほどの意味や意義や価値なんてものがあるのだろうかと思うのだけれど…。

……。


砲塁  丸山薫

破片は一つに寄り添おうとしていた。
亀裂はまた頬笑もうとしていた。
砲身は起き上つてふたたび砲架に坐らうとしていた。
みんな儚い原形を夢みていた。
ひと風ごとに砂に埋れていった。
見えない海
候鳥の閃き

豊橋総合動植物公園
JIS規格サービス分野に拡大
改正タクシー業務適正化特別措置法が施行され、運転手登録制度が始まってから一年超。なにが適正化され、なにが改善されたか分からない。相変わらず利己の洞窟の闇の中で蠢いている、というのが業界の姿、のように思える。

「良質の運転者を確保するとともに、サービス改善等の諸施策を総合的に推進することによってタクシーの社会的評価の向上を図り、もって利用者の利便を確保しようとする」目的だったはずだが、その萌芽さえ感じられない。

それでも昨日書いた通り、この国のサービスは日米で比較すると良質らしいのだが、ひと晩たち再考するに、アメリカのタクシー運転手の質との比較、五十歩百歩、なんて綺麗な表現ではなくて、目くそ鼻くそ、という話。

そんな業界主導の制度は、ただ天下り先を増やす方便にすり替わったり、新たなる既得権益の種蒔で、結局は岩盤の洞窟をさらに要塞化したいだけの話かと、疑ってしまう。

これまでJISは鉱工業製品だけが対象だったが、国際的な標準規格の範囲はサービス分野などにも広がっている。モノとサービスの一体化が進み、個人の遊休資産を活用する「シェアリング・エコノミー」などの新業態が登場してきたことなどもあり、対象を拡大する必要があると判断した。


東京五輪をひかえ、「おもてなし」の重要性が説かれ、サービス業の生産性が、衰退一途のこの国の経済の宿願となっている現在、サービス業にも規格化が肝要であることは自明の理。

とんでもない運転手や、とんでもない会社は規格外商品として赤箱行きになる。

あるいは規格外の人々は、それなりの価格でサービスを提供するようになる。それとて自明の理、経済の法則、商法の掟、なのだ。

マナーの悪い客はタクシー運賃が高くなります | トヨタ期間従業員に行こう

いやいや、それもだけれど、マナーの悪い運転手はタクシー運賃が安くなるのだ。それがみんなの大好きな市場原理というものだ。

JPN TAXI Japan quality taxi
Japan Quality Taxi

運転者登録について - 愛知県タクシー協会
TOYOTA、次世代タクシーの概要を公表 | TOYOTA Global Newsroom
サービス品質の日米比較で考えたタクシー業界のこと
Made in Japanは、自動車や電化製品などの工業製品だけではなくて、サービスの品質でも優秀だということは、海外旅行をしなくても多くの日本人が分かっているはずだ。

「スマイル0円」なんてのは当たり前のことになっているて、トイレを使ったとしても、立ち読みをしたとしても、「いらっしゃいませ」で「ありがとうございます」なんて言ってくれるのだから、それは驚きでもある(時には不気味だったりもするけれど)。それにレジ袋だとか箸やおしぼりのサービスなどの、コストが生じているものに対しても「サービス」してくれるのだから、驚きを通り越して過剰とさえ感じることがある。

タクシー業界でも、例えば綺麗なシーツに安全運転、接遇の言葉や態度、ドアサービスなどのサービスの質は、例えばボクが旅をした海外の国よりはかなり高品質だ。値段交渉なんてしなくていいし、ぼったくりなんてことはないだろうし。まして乗車拒否や「ここで降りてくれ」なんて理不尽な扱いなんかされることもない、はずだ。

それを証明するデータが生産性本部より発表された。日本のサービス産業の品質は、アメリカより10%〜20%程度高いという結果がでた。
公益財団法人日本生産性本部 - サービス品質の日米比較

日本のサービス業の高品質が証明されたということなのだろうが、それが例えばボクたちの地位とか収入に反映されているかというと、そうでもなくて、「サービス」という外来語がいつのまにか「無料」に誤変換されてボクたちの生活に、そして文化に浸透したこの国において、そしてそういう精神風土になってしまった国家で、サービス業がGDPの7割を超した現在でも、そのサービスが不当に廉売されている。ボクたちはサービスの虜になってしまっているのだ。(「スマイル0円だし」)

そのタクシーに対する「サービス品質を評価する上で重視するポイント」として、日本人は「接客が丁寧」(51%)「正確で信頼できるサービス」(55%)を上位にあげ、アメリカ人は「設備の性能・見栄え」(47%)を評価する上で重要なポイントとしている。

アメリカ人が29%しか「接客が丁寧」を重視しないということが、国民性の違い、だけではなくて、サービス業の基本的な考え方の違い(上記の「サービス」の誤変換による当然なこととしての、不当な廉売と不当な強制)なのだろうと思う。そのことが、過剰なサービス傾向だったり、クレームの多さになったりするのだろうと考える。

タクシーに対してサービス品質を評価する上で重視するポイントをグラフ化してみた。

サービス品質を評価する上で重視するポイント
日本人がタクシーに対してサービス品質を評価する上で重視するポイント

サービス品質を評価する上で重視するポイント2
アメリカ人がタクシーに対してサービス品質を評価する上で重視するポイント

自動車がそうであったように、サービス産業のmade in Japanの品質が認められたということは、サービスの輸出が始まるかもしれない。日本のタクシー運転手の質の高さが海外で要求されるかもしれない。そういった専門家がJICAで派遣されるかもしれない。

なにはともあれ「サービス」に対して正当な価値、とか、正当な評価をすることが、さらなるMade in Japanの品質向上につながるのだろうし、そのことがGDP7割というサービス業の生産性向上につながるのだろう。ということで「日本工業規格の法律の対象をサービス業にも広げる方向で法律の見直しを」経済産業省が進めていて、JIS規格が「日本産業規格」と名称を変え、ボクたちもその規格の対象になるはずだ。

その前に、ボクたちがタクシー運転手としての自負を持つこと、そうして「接客が丁寧」なこと「性格で信頼できるサービス」であることを、さらに希求することが、ボクたちの地位改善となる、そう思うのだけれど・・・。

JIS、サービス分野に拡大=70年ぶり見直し―経産省 (時事通信) - Yahoo!ニュース


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夏だ、トリスだ、ハイボール。へ〜。
ボクたちが夏と呼んでいた夏はもうどこにもないのかと思っていたら、朝、ゴミ集積場へ向かう道に、セミの抜け殻のような生活の澱の上に、なにもかもを熔かして依然貪欲な夏が光っていた。

血の滴るようなスイカ、なんて思ったところで、スイカを買うのをあきらめたのは昨日のスーパーでのことなのだけれど、16分の1ほどの大きさで398円は高いのか安いのか・・・。スイカをあきらめたボクはキュウリをたくさん買い込んで一本はぬか漬けにして、一本は酢の物にして、残りを冷蔵庫にキチンとならべて、スイカへの郷愁を振り払った。

もうしばらくすれば、朝には子供の声が街にあふれる。ボクたちは取り残された孤児のように、その夏とは無関係な(春とか秋とか冬なんてものにも無関係なのだが)時間を、今朝と同じように、ただ集積場へ向かうためだけに、生き延びる。

不規則な生活をしていると、なにもかもが面倒くさくなってくる。
時間とか季節の感覚をなくしてしまう。
喜びとか哀しみ感情が希薄になる。
目標とか目的とか時系列に物事を考えられなくなる。
どんな季節もどんな日もどんな時間も晴酔雨酔・・・。
密閉された部屋は世界と隔離されている。

そのゴミ集積場で見ず知らずのお姉さんが「おはようございます、暑いですね」と言った。不意を突かれてボクは会釈しかできなかったのだけれど、きっと誰かと間違ったのだろうと、その近くの一軒家の旦那と間違えたのだろうと、そう思ったら、安心した。

そんな夏の始まり・・・。

吉高 トリス

吉高さんが「おうちがいいね」なんて言うもんだから
トリス サントリー

太郎でトリス
トリスハイボールを飲んだ。
改正労働契約法とタクシー運転手について考えたこと
60歳を超えてから入職する人も多いタクシー業界、労働者の平均年齢は59歳。高齢者の働く意欲を支え、この国の雇用を支える、奇跡の業界なのだ。

いろいろな人がいる。そのことはすなわち雇用のセイフティネットとしての業界の存在意義を証明している。公共交通機関、だけではなくて、公共雇用機関、ということ、それだけでも社会的貢献度は高い。もう少し業界の評価が高くても良い、そう思う。

そんな高齢者集団の最大の悩みは、「いつまで仕事が出来るのだろうか」ということ。それは「いつまで健康で社会貢献が出来るだろうか」ということと同意語でもあるし、「いつまで社会から必要とされるのだろうか」と同義語でもある。

超高齢化社会、このような大義を持った老人が必要とされ望まれている。国家も高齢者雇用安定法などで応援はしてくれている。

ただ、「地位に恋々としがみつく」(菅義偉官房長官ではないが)人も多く、後進に道を譲ることを忘れて、私利私欲だけのために働こうとする老害がいるのも事実。高齢者が働かなくても、女性が活躍しなくてもよい社会なんて価値観はいつのまにかすり替えられて、転覆寸前の国家は、消費者と納税者を増やすことで、転覆を避けようとしている。

そもそも、年金制度と高齢者雇用安定法というのは表裏一体で、定年(年金受給)という極楽浄土の入口を喪失した社会で、その入り口を探す期間を国家が苦役(雇用安定)として与えてくれた、なんて読み方も出来る。

あ、いや、隠居できない高齢者や子育ても出来ない主婦の話は別の機会にするとして、ボクたちの業界では、とにかく働きたい人が多いのだ。

「無期転換ルールって知ってるか」
「ええ、知ってますよ」
「じゃあ、オレたちも無期転換できるのかね」
「ええっ、無理ですよ」
「だって繰り返し契約更新してるし」
「もう隠居したほうが良いですよ」
「まだまだあと5年は」
「って、75歳まで・・・」
「できればハンドルを枕に」
「ええっ、それは禁句ですよ」
「で、出来るのか?」
「専門的知識等を有する有期雇用労働者等に関する特別措置法ってのがあって、特例として『定年後に、同一の事業主または「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」における「特殊関係事業主」に引き続き雇用される有期雇用労働者』は除外される、つまり定年後の契約更新なのでダメなんですよ」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「じゃあ、違うタクシー会社に移る。なら良いんだろ」
「ええっと、たぶん、それなら良いと思いますが、5年ルールですよ」
「・・・・・・」
「70歳になって無期転換、ちょっと難しいかもしれないですよ」

ボクは心の中で、無期転換が難しいのではなくて65歳を超えての転職が難しいかも、そう思ったのだけれど、なんせセイフティネット、公共雇用機関、もしかするかもと、思った。

そんな話をしながら、65歳を過ぎたら、働かなくても安心して消費できる社会制度の構築こそが必要だと思った。消費者であるボクたちが、安心して消費できる社会の仕組みとか、年金加入者のボクたちが安心して年金受給者になれる社会の仕組みなんてもののほうが、高齢者の雇用を安定するということよりも、大切なことなのだろうと、思ったんだけれど。

高度専門職・継続雇用の高齢者に関する 無期転換ルールの特例について
高度専門職・継続雇用の高齢者に関する無期転換ルールの特例について
海の日三連休かあ
ゲリラ豪雨のニュースを除けば、空梅雨だったのか?

休日に机に置きっぱなしになっている本を読もうと思っていたのだけれど、結局は「豊橋市都市交通計画」しか読めなかったってのは、もう病気としか言いようがない:)

豊橋市役所が早く「自転車等の貸付及び購入補助」を普通自転車購入にも適応してくれたら自転車を買い替えるのに・・・。電動自転車購入補助は、すでに行っているのだけれど、「電動」だけというのに、役所の闇を感じているんだけれど、電動よりは人力のほうがエコだろう・・・。やっぱりエコロジーよりエコノミーか。某企業に対する忖度か。はたまた「市長のご意向」なのか、「天下り問題」なのか、「夜の街での貧困女子の実地調査」のためなのか、市井の人々には謎が多すぎる。

海の日、来週はうなぎの日に花火大会、夏なんだけれど、冬眠したくなるような気分なんだんだけれど・・・。それもエコで、地球にも財布にも優しいってこと、なんだろう。

海の日なんで、布団に潜り込むか。

エコカー


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