トヨタ期間従業員に行こう

トヨタ自動車期間従業員であった筆者が期間工、派遣社員、非正規社員についてや雇用の問題そして1年間にわたる失業生活、その後のタクシー運転手としての日々なんかをぬるめに書いています。

技能水準が高い期間従業員
「 自動車各社が生産や販売の現場での品質管理体制を強化する。」するそうで、トヨタ自動車は「生産ラインで働く技能水準が高い期間従業員の正社員登用候補者について、来年から系列メーカーに即戦力となる人材として情報提供を始める。」とのことです。

系列メーカーに「腕の良い期間工がいまっせ」なんて言って、「どうでしょう、おたくの社員として」なんて情報提供するんでしょうか?要は「やっぱ正社員にしないと品質管理できないんだよね」ってこと?

「トヨタはフル稼働の状況にある生産現場の要員確保や技能伝承のため、期間従業員の正社員登用枠を拡大。2006年度計画は900人と03年度の六倍の水準に引き上げたが、定員オーバーのため能力が高くても登用できない人材が多い。 (07:00)」

あ、「定員オーバーのため能力が高くても社員登用できない人材が多い」ので、「系列メーカーに推薦する」ってこと(?)なんでしょうね。
NIKKEI NET:企業 ニュース
トヨタなど自動車各社が品質管理を強化



自転車に乗るのも寒くなりましたね。

ま、それでも系列メーカーといっても大きい企業が多いので、そこに正社員で就職するということは安定した生活を保障されるということなのでしょうが、それでもなんだか嫌な感じがするのはなぜなんでしょうね。すっきりと「あ、良かったね。これで社員登用を目指して頑張ってきた人は報われるね」なんて思えないですよね。

ある日GLやCL、または課長がやってきて「Aくん、3年満了間近なんだけれど、君は社員希望だったよね。実は系列メーカーの豊田鉄工が君を社員に欲しいと言っているんだが?どうだ、豊田鉄工も一流メーカーだ、そこで君のその高い能力を活かしてみないか。わたしからもお願いするよ」なんて言われたら…。

「え゛、トヨタ自動車の社員希望なんで、そんな系列メーカーの社員になるつもりはありません」なんて言えますか?

労働基準法が改正になって有期雇用法が3年に延長になったのが2004年4月からでした。来年2007年には、続々とその3年満了者が出てきます。このブログでも「社員登用という餌でつって3年もの長期に渡って期間工として雇用し続けた人たちをどうするのか」と書いてきました。その答えがこれでしょうか?

「定員オーバー」…これがトヨタが出した答えなんでしょうね。ま、それでも非正規雇用から抜け出せるチャンスは拡がったと見るべきでしょうね。使い捨てじゃなくてね。
期間工の値段(2)
池内ひろ美さんが削除しないと言っておきながら削除した記事を再度掲載しましたね。池内ひろ美の考察の日々: 期間工(再掲)

よほど負けん気の強い女性なのでしょうね。削除した理由を「さて、件の記事を削除したのは、差別発言のコメントが入ったためです。コメント削除するところを記事削除してしまっただけです。キャッシュが残っているからいいかなと思いましたが、読みづらいため原文をアップしなおします。」と言っています。もうこうなると読んでいるこちらが恥ずかしくなる理由ですよね:)

キャッシュというのは削除した人自らの行動で残すものでもないのに、あたかもご自身が「キャッシュ残しているからそれを読んでくださいね」と言っているようなもので、削除した時点でキャッシュが残っているということをどうして判断できたのでしょうね。

「読みづらいため原文をアップ」ってのも、だからキャッシュだろうが原文だろうが同じなんですが、とにかく「削除した」と言われるのが癪に障ったのでしょうね。

ま、そんな彼女の言い訳についてはさておいて、ボクがこの問題に対して一番嫌な感じがしたのは「トヨタという漢字を書けるのだろうか」や「年収300万円以上」といったこと以上に、『「期間工のシステムは社会の不安定化に繋がる。トヨタは社会的責任として日本の規範となれ」ーーという意味の某作家コメントを読んだが、本末転倒だ。』以下の文章なのです。

「期間工の採用は正社員の安定雇用ともつながる。もしも期間工のシステムが存在していなければ、増産時に大量採用した正社員を、減産に伴って大量リストラしなければならなくなる。」

この文章になるともう「期間工は使い捨て」と言っているようなものですね。確かに生産状況によって従業員の増減を期間工で行なうというのは良い方法ですし、雇用安定ともつながるでしょうね。それに出稼ぎ労働者や短期期間労働に対しての需要もあるでしょう。しかし、それが度を過ぎているというのが昨今の期間工の問題なのです。そのあたりのことは全トヨタ労働組合(ATU) トヨタ営業利益2兆円を支える「奴隷労働」!に詳しく書かれています。

「トヨタグループは2000年代から期間労働者の採用を強め、2003年からトヨタグループの不可欠の構成部分へと組み込み、現在は製造現場の30%から40%、多いところでは50%以上が期間工従業員になっている。このトヨタの期間工従業員の年収は300万円程度で、正社員の2分の一から3分の一である。加えて現在は派遣労働者も増加している。そしてトヨタ自動車が6168億円の利益から9446億円へと一挙に利益を53%も飛躍させたのはこの2003年に当たる。そして翌2004年にはトヨタはついに1兆1620億円の利益を上げるに至る。トヨタの利益増大に生産‐販売台数の増大が寄与していることは疑い得ないが、トヨタ社の生産の約半数を作ってきた日本での非正規労働者の本格的採用が決定的な役割を果たしたことは確実である。日本の労働市場の中に産業間格差、企業間格差に加えて正規・非正規間格差がパート労働とは異なったかたちで新たに構造化された。」

というように期間従業員を増やすことによって利益を増大していきました。自動車と自動車部品の大企業の労働分配率は51%です。なにも正社員の安定雇用ということではないのが分かると思います。そして期間従業員の長期雇用化も法改正されました。安い賃金で長く雇うということです。3年という長期に渡って雇用することが労働者側にそれほどメリットがあるとは思えないのです。

真面目に働き企業の求める基準を満たす期間工については、正社員への登用も行なっている。その意味でトヨタは社会的責任を果たしている。

果たしてそうでしょうか?

先日エントリーした記事「技能水準が高い期間従業員」で書いたトヨタ自動車は「生産ラインで働く技能水準が高い期間従業員の正社員登用候補者について、来年から系列メーカーに即戦力となる人材として情報提供を始める。」ということで、正社員への登用は「定員オーバー」で、「真面目に働き企業の求める基準を満たす期間工」についても、正社員登用も行なっていないのが現状なのですよ。そして系列メーカーに斡旋する。

先日もコメント欄に書きましたが、有期雇用法を改正し期間従業員を3年間という長期に渡って雇用し続けた理由は一体なんだったのでしょうか?「真面目に働き企業の求める基準を満たす期間工」は3年間「社員登用もあるかも」と働き続けて何になるのでしょう。それはトヨタとして結論を出さなければならなかったのでしょうね。その答えが「就職斡旋」ですよ。

3年間、期間工は騙され続けたのでしょうか?そんなシニア期間工がボクの回りにもいますよ。同一労働同一賃金で直接雇用というのが本来の姿ではないのでしょうか?同じことをしているのに、社員と期間工だと数倍もの賃金がひらきがあって当然だと考えているのでしょうか。

ま、しかし、ボクたちもそうした年収300万円という値段を契約の条件として結んだので、その賃金にボクたちは納得しています。他人にとやかく言われる筋合いのものでもないんですよ。トヨタもボクたちにそれぐらいの価値はあるし、上記のようにその年収300万円のボクたちのおかげで利益が倍増したのですから、十分過ぎるほど価値はあったと思っています。これも他人がとやかく言う問題でもありません。

そういったことな全く考慮しないで、そして調べようともせずに書いてしまう厚顔無恥さにボクは怒っているのですよ。

確かに、ボクたち期間工自身にも、期間工のことを「ダメだ」と思っているところもあると思います。unskilled workerということに対して自己嫌悪があるかもしれません。だから「ここから抜け出したい」と思っているのです。だから「期間」だけの工員でありたいと思っているのですよ。

そして抜け出す方法として「真面目に働き企業の求める基準を満たす期間工」になって、社員登用を目指すひともいるのですが、なかなか報われないのが実情なのです。中には学費を貯めて満了後に進学する人もいるでしょう。そしてボクのように就職浪人もいるでしょう。

そして格差がもたらすいろいろな問題が取り上げられています。しかしながら期間工などの非正規雇用者の数は増え続けています。その増加を容認するということは「真面目にやっても報われない社会」を認めるということになりはしないのか、と思っているのです。

そういった点で今回の「期間工のシステムは社会の不安定化に繋がる。」という意見を「本末転倒だ」と、単純な視点からしか捉えられない評論家の意見が拡がっていくことのほうが、社会の不安定化に繋がるのではないかと考えているのです。
期間工は使い捨ての道具なのか?(再掲載)
9月26日にエントリーした記事「期間工は使い捨ての道具なのか?」を、コメント付きで再掲載したいと思います。というのも、期間工に対しての「池内発言」が問題になっているのですが、実はトヨタ社内の中でも期間工に対して差別的発言はあるようですし、トヨタの社員を名乗る人のように「ストレス発散のために期間工はある」ということを平気でコメントする人もいます。

また、ボクたち期間従業員も同じ期間工を「期間工だからな」なんて言っているのを聞くと、やはり「期間工」や「非正規雇用」なんていうのは、どこかに差別的な嫌悪感を持っているのではないでしょうか?その「期間工」にならないために期間工をするという自己矛盾に陥っているのではないのかと思っています。

ほとんどの期間工は「お金を貯めて」と、その脱期間工の将来を語ろうとします。期間工として満了して、再度期間工として働くことを「スパイラル期間工」と言って、これは良い意味での言葉ではなくて、やはり卑下した表現のようです。

「トヨタが世界一になるのもおれ達期間工のおかげなんだから」なんて自負もありますが、やはりそれは自分の中にある期間工に対する嫌悪感と、現在の自分が期間工であるとうことの正当化、自欺ではないのかと思ったりしています。

この記事のトヨタ正社員を名乗る人のコメントも、実はボクたち期間工には理解できることであり、今回の池内事件の期間工差別発言についても、実はボクたち期間工の中にも同じような気持ちを持っていると思います。

『期間工は使い捨ての道具なのか?』

トヨタの社員を名乗る人からコメントがありましたので、改めて掲載したいと思います。トヨタ社員という真偽のほどはわかりませんが、こういった考えかたもあり「ストレス発散のためにも期間工は不可欠」なんて考えて「期間工に当たる」ということもあるのでしょうね。

社員から見て期間工は使い捨ての道具といった感じですね。社員は期間工よりも上の立場ですのでいつも優越感に浸って仕事してます。社員は常にストレスを抱えており期間工に当たってしまうのが現状ですね。社員のストレス発散のためにも期間工は不可欠。

* Posted by トヨタの社員
* at 2006/09/26 1:08 AM



期間工と接する機会があるのは現場の社員でしょうし、その現場の社員もかなりの数がいるでしょうから、いろいろな考えがあっていいと思いますし、ま、そういった優越感に浸ることでトヨタへの愛社心や忠誠心が芽生えれば良いことでしょうね。そういった目的のためにもやはり期間工は必要なことも、ボクは否定しません。トヨタの人事ではいろいろな方向から期間工と社員とのあり方を考えているでしょうからね。

「あんな期間工のオジサンになりたくなきゃ、少しぐらい残業が多くても我慢しないとな。トヨタ辞めても仕事はないぞ」なんて言っているかもしれませんしね。「期間工がどれだけ社員登用試験受けたがっているか考えてみろ。お前たちは選民なんだから」なんてことも言わないにしろ、思っているでしょうね。

#いちおう、ATUのブログにトラバしときます。

* Posted by 田原笠山
* at 18:15
* 期間従業員について(4)
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Comments
こんばんわ。久しぶりです。パソコン接続可能になりました。今日の記事は少なからずみんな思うところがあると思います。確かに期間工は使い捨てでしょう。これは以前の記事コメントもありましたが、人件費を抑えて利益を得るのと生産変動が大きくなった時の調整的な役割をしています。使い捨てと思われてもしょうがないかなと。ただ社員がそれに対して優越感があったりもするでしょう。人は誰しもそういう面はもってますから。ただストレス発散って・・・。あまりにも醜いですね。正直こういう人は社会を知らないか、わがままか、あまり苦労を知らないのか、ただのアホなのかとまあいろいろ考えてしまいます。どちらにしてもこういう人は上にはいけない人でしょう。この期間工のおかげで現在の40代〜50代の人は高水準な給料を確保できているのだと思いますよ。今の期間工の割合を減らすと近い将来社員の給料にも響いてくるのでは。周りが全く見えていない人はこういうコメントするのでしょう。といっても期間工は使い捨てということは社員から言われなくても自覚してますよ。こっちもちゃんと期間限定だし選んだわけですから。そんなことでストレス発散って幼稚すぎるのでは?と思いました

* Posted by アーサー
* at 2006/09/26 6:56 PM

でも、勤続何十年のオッサンと仕事の話するより、いろんなキャリアのある期間従業員と話してる方が、たのしいですよ。
住宅事情に詳しい元ハウスメーカーさんや、オフシーズンだけ働くボーダーもいましたし、中にはここでは書けないキャリアを持った人もいました(笑)。
勉強になりました。

なんだかんだで、期間従業員の皆さんと話することで、僕もストレスを解消してるのでしょう。
だって、笑う事もストレス解消になるんですから。

* Posted by 衣浦乃助
* at 2006/09/26 11:00 PM

社員から見た期間工はとてつもなくイメージが悪かったです。現実、パチンコ、競馬、競輪に多額のお金をつぎ込む人は多かったしトヨタの健康保険証使ってかなり無理のあるローンを組んでる人もいました。薬物してた人もいたし入れ墨してる人もいました。そんな期間工ばかりだからゴミ扱いされても仕方ないと思いました。トヨタは世間から見放された人の雇用を促進しているのだから感謝すべきでは?そのつけが結局、大量のリコールにつながっている気もしますけどね。

* Posted by 元期間工
* at 2006/09/26 11:41 PM

そういえば、受け入れ教育のとき寮の隣のパチンコ屋には行かないでください。出ませんからって言ってましたね 笑

* Posted by トヨタリコール
* at 2006/09/26 11:56 PM

こんばんわ。社員なら誰もが思ってそうなことですね。顔に出すか出さないかの差で。幸い私の組にはこんな方はほとんどいないので気持ちいいですが。お金・仕事・趣味など、何に価値を見出すかなんて人によって違いますから、見る人によっては社員のほうが可哀相に見えることもあるんではないでしょうか。何十年もラインやってる社員さんを見ると、尊敬はするのですが…。

* Posted by まろ
* at 2006/09/27 3:32 AM

ワタクシも夜勤の仕事中に昨日のコメントが
少し引っかかっていて
いろいろ考えておったのですが

同じ土俵に立ってしまえば「高いふんどし」を
しめていたところで相撲がサマになっていなかったら
なんだかなぁ〜と思ってしまうだろうし・・・

人を計るものさしは財力や偏見では計れないよ・・・

「心の貯金」の多い少ないで自分を育てて
それを人様と繋げていくものだと思う。

ワタクシは心の貯金の多い方を尊敬してしまいますしね。

役職なんてものは本来、会社の人と人との連携を
円滑にするためだけのものなんだから。

社長も期間工も派遣社員もチームメイト(^6^vってね。

* Posted by 名古屋の作曲愛好家
* at 2006/09/27 11:12 AM

コメントありがとうございます。
ボクの職場の社員の方々は、「ストレス発散のために、期間工に当たる」なんてことをするような人たちでもないし、そういうことも聞いたことはありません。

そしてボクの職場の期間従業員の方々も、よく言われるような「キカンコー」のような人もいないです。

このブログでも何度か書きましたが、不愉快な思いをさせられるのは80パーセントは期間従業員の人たちからです。それだけ社員は教育されているのだろうと、これも前に書きました。

一部、あるいは多くの社員が期間工のことを悪く言うように、一部、あるいは多くの期間工がトヨタ社員のことを悪く言うのも確かですね。

ようはチームメイト、同じ釜の飯を食っているという意識や、良い車を造ろうという価値の共有が行なわれるかということだと思います。

少し前の中日新聞の「トヨタの世界」の一部を引用します。
『 また、繁忙を極める国内工場では、組合員(約5万8千人)ではない期間従業員が増えている。2005年には平均1万人を超え、工場ではほぼ3人に1人が非組合員だ。社員への登用制度はあるが、坪井は心配でならない。「労使が共有する価値観を彼らも持つことができるのか」』
(坪井さんというのは49年入社で労担経験を持つ坪井珍彦さん現ジェイテクト名誉顧問のことです。)

ま、「労使が共有する価値観を持つことができる」ためには、やはり今回のトヨタ社員さんのような期間工にたいする差別や偏見をなくすことも大切だと思います。

そしてボクたちは職場の先輩である社員の方へは敬意を表さないと、と思います。これはトヨタだからということではなくて、人として当たり前のことですからね。

でもね、期間工のボクが「期間工だからしょ〜がねえなあ」なんて思う人が…多いのも確かなんですよね。ま、ボクがそう思うのだから、もし社員の人が「期間工だから」なんて思わないとしたら、人間が出来てると考えています。

* Posted by 管理人
* at 2006/09/27 7:09 PM

仕方のないことですね。ほとんどの社員は他の仕事を経験したことのない人ですし、何よりトヨタという名前がそうしているのでしょう。ただあいつらは何も分かってない。
期間工が「復讐」という武器を使うことができることを。
正直に言って期間工のイメージが悪いのは仕方ありません。
どうしようもない奴が多いのも事実ですから。
でも社員の人生を終わらせることのできる「一人の人間」であることを忘れている。幸い自分はうまくやれていますが、
辛い思いをしている仲間がいたら、絶対に助けてあげたいです。俺たちは会社をクビになると困る人間ばかりじゃないことを忘れるなよ。勝ち組気取るならその覚悟をしとけ。

* Posted by farrell
* at 2006/10/01 5:04 PM

こんばんは。
ま、トヨタの社員の方たちも悪い人ばかりではないので…。おっしゃるとおり「どうしようもない」期間工が多いのも確かですよね。仮病を使ったりする人もいるとかも聞きました。

それに若い社員から見ると、20歳ぐらいの期間従業員が年収400万円ほどもらっていると思うと、「なんだよ〜」と思うこともあるらしいですね。ま、そう思うのも無理はないかとも感じます。

そうですね、期間従業員をクビになっても困ることはないですからね。farrellさんのような男気のある人がいるのも頼もしい限りですね。またコメントしてくださいね。では。

* Posted by 管理人
* at 2006/10/01 6:53 PM
期間工は荒野なのかオアシスなのか
『どうしてトヨタ期間従業員になったのでしょうか?トヨタの正社員をめざすために入社した人たちを除いて、多くの人たちは半年間の期間工としてトヨタを選んだと思うのですが、「なぜトヨタの期間従業員でなければならないのか」』ということについて何度か書きました。
トヨタ期間従業員に行こう | 青年は荒野をめざさないのか
トヨタ期間従業員に行こう | 青年はオアシスにとどまるのか

結局は青年は「トヨタの期間工」だからやってくるのだろうと思います。期間工として、それもやはりトヨタという大企業で働くという、一見期間工という不安定な生活の中にも安定を求めるているのです。

ボクは前回の「青年シリーズ」でトヨタに期間工としてやって来る若者について『じつは、トヨタ期間従業員は、青年たちにとってはオアシスであるということを、めざす前から薄々感じていて、そこに辿り着くまでには数日間の砂漠での彷徨はあるにしても、その道程は魑魅魍魎が跋扈するという類のものではなくて、夜道を歩くほどのものであったに違いない。それまでの生活で怖いのは自分の内部にあるものだったからだ。闘う相手は常に自己であったろうし、それは多分6畳一間の寮の広さほどのものだったと思う。旅立ちの場所であるそれまでの生活も青年たちにとってはオアシスであって、トヨタ期間従業員という生活も、それとほぼ同じようなものであるという匂いを薄々感じていた、ということだ。』と結論したのです。それは荒野(不安定)の中にオアシス(安定)を求めるようなもので、荒野(期間工)の中にはオアシス(トヨタ)があるということを知っているということです。

そして今回トヨタ期間従業員に行こう | 期間工の値段に元工作員さんから「期間工には元受刑者が20%ほどいる」という思いしなかったコメントをいただきましたので、あらためて「どうして(トヨタの)期間工になったのか」を考えて見ました。


上が元工作員さんのコメントから作ったグラフです。これだと大まか過ぎるので、「寮費無料」や「リストラ」という理由をもう少し細分化して、ボクの意見を加えて作ったグラフが下のものです。


元工作員さんの「リストラなど」という理由を「リストラ転職組」と「フリーター出稼ぎ組」に分けました。(フリーターと出稼ぎを一緒にするのもどうかと思ったのですが、便宜的な手段ということでお許し下さい。)

分けたのですが、この中にもかなり重なる部分もあって「リストラ転職、社員登用組」や「フリーター、なんとなく組」ということもあり、このように分類できないほど理由と言うのが単純なものでもないようですが、期間工を経験したことのある人ならきっとどれかひとつには当てはまるのではないかと思っています。

また中高年の人にとっては、年齢的な問題から「トヨタの期間工」ということもあります。(トヨタの年齢制限が初回50歳までというように、比較的ゆるやかであるということ)こういう場合は、トヨタ期間工しかなかったということも考えられますから、期間工云々というよりも企業側や雇用政策にも問題があると思います。

いろいろ考えると、めざした場合もあっただろうけれど、選択の余地もなかったというケースも多いように思います。おそらく半数以上が「しかたなく」なのではないかとも思ったり…。それでも「しかたなく」なのですが期間工の生活や賃金なんてのに満足していたりします。そして契約満了後のことを思うと不安になり、期間工であることの安定を引き伸ばしたりするのだろうと思っています。

「嫌いだけれど好き」という状態にあるのではないのでしょうか。
再チャレンジはできません
努力は報われますか?

asahi.com: 契約社員らの正社員化規定を削除 労働契約法素案
短期の契約を繰り返す契約社員など「有期雇用者」の正社員化について、厚生労働省が来年の通常国会に提出予定の労働契約法の素案から、正社員化を促す規定が削除されたことが24日、明らかになった。経済界が「業務の繁閑に対応するために有期雇用は不可欠」と強く反発しているため。厚労省はパート労働法の改正でパートの正社員化を打ち出すが、一方で契約やフリーターなど非正社員全体にかかわる有期雇用の問題には手をつけず、政策の整合性が問われそうだ。


そもそも『厚労省が今年6月にまとめた労働契約法案の中間報告では、契約更新が3回を超えたり、雇用期間が通算1年を超えたりした場合、本人が希望すれば「正社員への優先的な応募の機会を与えなければならない」などとしていた』のです。初回6ヶ月、そして努力して再契約、延長してシニアになる、期間工として社員登用をめざす人にとっては毎日が涙ぐましい努力だと思っています。


若者の気持ちも枯れているのかもしれませんね

前にも書きましたが、職場上司の推薦を受けるためには毎日が試験のようなもので、半年だけの期間工とはプレッシャーが違うと思います。年休取得の資格ができても「休ませてください」なんて口が裂けてもいえないだろうし、少しぐらい熱があっても無理して出勤しているということもあります。組の飲み会、会社の行事には必ず出席して、上司に気に入られようとします。それで、仮に上司が推薦してくれて登用試験を受けても合格する可能性はかなり低い。合格する資質があったとしても「定員オーバー」と一蹴されてしまう現実。「しかたないさ」で済まされる問題でしょうか。

「正社員への優先的な応募の機会を与えなければならない」ということは削除されて『 だが、経済界は「(正社員化を避けるため)企業はかえって契約の短期化を余儀なくされ、事業主も本人も望まない結果を招く」などと反発。』したということです。これこそが本末転倒と思います。

確かに企業利益はなによりも優先されるかもしれません。しかし「長期雇用して正社員にしなければならないのなら、半年で切ってしまえ」というのは、優秀な人材でも、いくら涙ぐましい努力をしても、生産の増減、会社の利益次第では「そんなもん無視だもんね」ということですよね。これが現在の企業の思想なのです。格差社会の問題が浮彫りにされている中、会社さえよければこの国がどうなろうと知ったことかと言っているようなもんでしょ。「再チャレンジ」はどうなったのでしょうか。

こういった労働契約法を企業優先で作ろうとしているのに、いったい期間工はどんな努力をすれば良いのでしょうか?その年の経営状態、生産状態で定員が決まってしまって、「うちは定員オーバーだから、ま、系列とか下請けの企業になんとか推薦するからね」なんて平気で言っている企業の姿勢を疑問に思いませんか?

努力が認められにくいのであれば賄賂でも使って、あるいは社員希望の人を蹴落として定員をひとりでも少なくしますか?そのほうが(超)カンタンな努力のように思います。ま、社員希望の期間工をいじめて辞めさせることのほうが「定員オーバー」には効果的なように思いますよ。って、これって、どこかで聞いたような問題ですよね。
給料日、休日、バス停
24日は給料の支払日だったので、25日26日の休日はバス利用者がとても多かったですね。25日はボクも9時48分の西浦循環線に乗って田原駅まで行ってそれから豊橋まで行きました。26日も10時34分の童浦線に乗って田原市内まで出かけたのですが、バス停の惨状と言ったら「これじゃ期間工は常識がないと言われてもしかたないな」と思うぐらいのものでした。


また一週間が始まったよ

数十本の空き缶は列に並んで放置され、吸殻は落葉のように拡がっていて、お菓子やパンの外装はフェンスの間に挟まれていたりそのまま風に飛ばされていたり、中には弁当を食べたのでしょう、そのゴミがそのままにされていたり、街のどんな場所よりも汚い状態になっていました。ま、みんな捨てているから良いかという心理が働いたのでしょうが…。

中には自分の飲んだ缶コーヒーの空き缶をバックの中に入れて持ち帰っている人もいました。その姿に少し安心しましたが、そういう行動をとる人っていったい何人いるのだろうと考えてしまいました。バスを待っている間に缶ジュースを飲む、パンを食べるのは良いとしても、ゴミぐらいはゴミ箱に捨てる、列に並んでいるのでゴミ箱まで行けないということも分かるけれど、その場合はちゃんと持って行ってゴミ箱のある所で捨てる、あるいは持ち帰るということをしないと、ま、ボクたちがどう思われるかは良いとして、誰かの迷惑になりますからね。

バスを利用した一部の期間従業員のしたことなんですが、一昨日昨日のバス停を見ると「期間工は…」なんて言われるのも仕方ないかななんて考えました。説教じみたエントリーになりましたが、バス停を掃除した人や近所の人たちはきっと今回の池内発言をなんの違和感もなく感じたことだろうと思います。それどころか「あいつらモラルなんてこと知らないから」なんて感じているのではないかと、ボクは心配しているんですよ。というか、本音を言えば、ここでは書けないような言葉を感じているのかもしれないと思っているんです。

このようなことは寮のまわりだけであって、田原市内や豊橋、名古屋に行ったら「ちゃんとしているよ」ということなんだと思っているのですが…。
トヨタは使い捨ての道具ですか
なにもトヨタが期間工を都合よく利用しているというだけではなくて、期間工もトヨタを利用していて使い捨てしているということが言えます。確かに生産状況によって期間従業員の募集を行っていて、その状況によっては延長できなかったりするかのように思われていますが、実は常に人手不足で、毎日のように全国各地で面接が行なわれているということは、生産状況悪化に伴う不利益は期間工本人たちには感じられないということです。

希望者のほぼ全員が期間延長できるということや、契約途中の解雇がないということを考えれば契約期間はあるけれど、使い捨てというような状態ではない、ということになると思います。


満期が近くなると「もうどうでも良いよ」なんて気持ちのほうが強くなってきていて、帰路のことや帰ってからの予定ばかりを考えてしまいますね。そして「また来ても良いかなあ」なんて…。

「使い捨て」と書いてしまうと、ある日突然解雇予告を突きつけれれたり、延長ができなかったりということが当たり前のように行なわれているような誤解を生じているのではないかと思っているのです。ボクは期間工としての需要はかなりの数あって、先日のエントリートヨタ期間従業員に行こう | 期間工は荒野なのかオアシスなのかでも書いたように「多くの人たちは半年間の期間工としてトヨタを選んだと思う」のです。

なかには社員登用をめざしたのだけれど諦めて半年だけにしたという人や、また半年のつもりだったが一年、二年いた、という人もいるでしょうね。しかし比率しては半年間だけという人の方が圧倒的に多いよう感じます。

その半年間の期間工生活の後は、雇用保険の失業給付を受給して約4ヶ月間過ごし再度期間工としてトヨタあるいは他の期間工として働くという、所謂スパイラル期間工もかなりの数がいるし、農閑期や冬の間だけに出稼ぎで来ているという人たちも少なくなったとはいえまだまだいるということもあります。

トヨタ期間従業員に行こう | 期間工は使い捨ての道具なのか?(再掲載)で書いたように、ボクたち自身がボクたち期間工に対して嫌悪感を持っているのは、なにもunskilled workerとしての自分たちというだけではない自己嫌悪もあると思うのです。それは拾ったお金を使った時に感じるような罪悪感といってもいいかもしれません。ボクも「就職難だから、生活のため」とか言ってここにいるのですが、実は失業保険のことも来る前から計算していて、「じゃ、満了直後に就職するのか」と言われれると「あ、とりあえず失業給付のあと」なんて平気で答えているのです。

「お金を貯めて将来のために…」なんて言えば言うほど「じゃあ、あなたにとってトヨタとはなんなのだ」という答えは見えてくるのではないでしょうか。これがトヨタ側の言う「価値観の共有化が難しい」部分です。そして使い捨てにしているのは実は期間工のほうだということになると思うのです。

以上のようなことを考えると、期間工が団結して「期間工廃止、非正規雇用をなくせ」なんてことは、自分たちの既得権益放棄ということでしょうから、恐らくこの先、期間工の団結、フリーターの団結というのはないと思っていますし、むしろ格差社会容認とそれが構造化していくうえで、下流社会の受け皿として期間工というものは存続していくのだろうと思っています。こういった構図というのはなにも期間工だけというものではなく、そして近代になって突如現れたということでもなくて、「職業差別だ」と言われれば言われるほど、ボクには嫌な感じがするのです。

期間工の中からこの期間工という制度についての反論や疑問が出てこないのは、使い捨てしているのは期間工本人たちのほうで、この制度の便利さを感じているからだろうと思います。

ただ、正社員登用を希望する人たちや、シニアと言われる長期雇用者については、疑問となることが多いでしょうし、このまま非正規雇用を増やし続ける企業の姿勢については、「んじゃ、需要があるから良いだろう」なんて理由だけでは正当化できるとは思っていません。努力はきっちと報われるような仕組みにしないと、この国に生きている意味みたいなものがなくなってしまうような気がしています。

Hさんからの便り
「期間工同士のつきあいなんていうのも、期間限定なんだろうねえ」と、ボクは思っていて「てか、オレってそんなに魅力もないのかねえ」なんて少し自己嫌悪に陥ったり、「用済みになったら話もしたくないのかねえ」といじけたりしています。

Hさんとは休憩所でよく話をしたし、仕事の帰りは待っていてくれてバス停まで一緒に行ってました。少し前に満了になったのですが、パチンコ好きのHさんはそれまで負けた分を取り返すと言って、その資金としての満了金や慰労金が入金されるまで田原のビジネスホテルに滞在していました。

実はHさんはトヨタ期間従業員経験者で、前回も田原工場勤務で、やはり今回と同じように満了後ビジネスホテルに泊まってXO(パチンコ屋の名前です)と勝負したそうです。毎月の給料をほとんどパチンコで負けて、そしてその悔しさから更に満了金や慰労金までつぎ込んでしまうというようなことは、なにもHさんだけではなくて多くの人が経験したことなのかもしれません。

多重債務者の何割かはパチンコによるものだということを聞いていますが、こういったHさんの行動を見ると「なるほどなあ」と思いました。

最終日のバス停でHさんはボクにそのことを宣言して「満了金が入ったら焼肉でも行きましょうよ」と、入金するだろう予定日の次の土曜日に逢う約束をしました。このブログで「約束があるので」とか「約束が延長になった」とだけ書いたことがあったのですが、実はそれがHさんの約束のことで、「約束があるので」と書いた日がその満了金入金予定日でした。しかし急遽「来週に延期してくれませんか」との連絡が入って、「約束が延長になった」のでした。

そしてその延期された約束の日にボクは約束の場所に行きましたが、結局Hさんは現れませんでした。ボクはだいたいのことは想像できました。Hさんの性格から恐らく満了金慰労金すべてを摩ってしまって、ほうほうの体で田原を去ったのだろうと。

ボクはHさんへの怒りなどは感じませんでした。むしろ「どうしてそれぐらいのことで逢おうとしないのかなあ」「焼肉ぐらいならオレのほうが奢ってやったのに」なんて思っていました。そうしてボクはHさんの期間工としてのすべてをつぎ込んだパチンコ屋に行きました。「もしかしたらかかっていて…」なんて考えたのですが、やはりそこにも姿はありませんでした。


「牛すじカレー」「かきカレー」は特に美味かったよ。

そのことがあった次の週にHさんから荷物が届きました。手紙なんかは入っていませんでした。無言の荷物の中身はレトルトのカレーとお菓子でした。ボクは「Hさん、手紙ぐらい入れとけよ」なんて思ったのですが、きっと何度か書いては捨てたのでしょう。そして「Hさん、もうパチンコなんか止めて、いつも話してくれた温泉に行こうよ」と思いました。それは、Hさんが昔、会社勤めをしていた頃に慰安旅行で行ったという岐阜の温泉なのですが、その頃のHさんはまだパチンコも知らず、夢もある若者で、そして今のような生活を送っているとは思いもしなかった頃の話で、その話をするときのHさんが、今思うと一番楽しそうだったように思います。

「どこでどう間違っちゃたのかなあ」

そんなもんかもしれないですね。
みんな「だらしないヤツ」とか「ダメなヤツ」なんて思っていたのかもしれないけれど、ボクは最後のプライドを捨てなかったHさんにまた会いたいと思っているんです。「きっと間違ったのはHさんじゃないかもしれないよ」なんて思っています。

ようこそ田中和風寮へ
また日曜日。土橋駅には数百人の新らたなトヨタ期間従業員たちが降り立ったことでしょうね。初めての人は驚いたことでしょう。豊田市内の駅は豊田市駅を除いては地方の無人駅に近い感じの建物が多いですからね。今日のような寒い日に着くと、そこは最果ての地のように思った人も多いかもしれないですね。

そして、送迎のバスに乗り、着いたところは11階建ての要塞、田中和風寮。高い建物が少ない地域にあっては、田中和風寮の姿はどこか威圧的であると思います。そして人が住んでいるという気配をあまり感じさせない外見は、この季節だと寒々しく感じることでしょうね。


この窓からはどんな豊田の町が見えているんでしょうね。

少し前までは新入期間従業員の受入れ寮は聖心清風東寮で、そして相部屋だったのですが、最近では田中和風寮、いわゆるふすま部屋で区切られた個室になったそうです。一室に窓際の2部屋と通路側の1部屋と3部屋あるのですが、通路側の部屋だとすりガラスの窓からの光は暗くて、その窓も下の方の部分しか開けれれないので閉塞感をおぼえるかもしれないですね。

今は個室になっていますが、昔はその部屋さへも相部屋で、名残を2人分あるロッカーがとどめています。もう少し前だと2人どころか数人一部屋だったというようなことを聞いています。それを思うとずいぶんと期間工の生活も「絶望」から開放されたものだと思っています。

これから一週間、健康診断や受け入れ研修であっという間に過ぎてしまうと思います。もう冬休みまでもあと少しです。梅の花が咲いて、桜が咲いて、ゴールデンウィークが来て、そうしたら半年満了日まであと少しです。それまで、どうぞ元気で頑張ってください。でもね、ダメだと思ったら辞めてしまうということの勇気も必要だと思っています。

非正社員の比率
工場食堂の朝食の味噌汁はなんとかなりませんか。今朝はなんとか具らしきものがありましたが、だいたい具のない味噌汁で、それも生温くて…。ボクが5時45分ごろに行くからで、もっと早い時間だと暖かい具のはいった味噌汁があるのかもしれないですね。「60円で文句言うなよ」なんて思ったりもするのですが、トヨタの工場の食堂(メグリアですね)のイメージを悪くしているのはあの味噌汁だということを、誰か指摘してやってください。一部の期間従業員は「朝食はほとんど期間工しか食べないから改善なんかしないよ」と不貞腐れています。

缶詰のおかずに、具なしの味噌汁、確かにご飯は食べ放題ですが、空腹を満たすだけに朝食を食べているだけではないと思うのです。ボクたちは家畜でもありませんし、まして食べ盛りの年代が多い期間従業員にとって、朝食こそ健康の源だと思うのですが。


菜の花にひまわり、贅沢な冬の風景ですね。

さて、その生温い具なしの味噌汁を食べさせられるトヨタ期間従業員のような非正社員の比率が高いのはトヨタ自動車だけではなくて、この国の雇用者に占める非正社員の比率は33.4%で、3人に1人が非正社員ということです。

非正社員の比率「3人に1人」超 調査開始から最高記録|Sankei WEB
『総務省が1日発表した7〜9月期平均の労働力調査によると、雇用者(役員を除く)に占める非正社員の比率は前年同期より0・5ポイント上昇して33・4%と初めて「3人に1人」を超え、調査開始以来の最高を記録した。雇用環境の改善が指摘される中、企業は依然、正社員の採用に慎重といえる。』

3人に1人は明日をも知れぬ人生を歩いているということです。「いざなぎ越え」景気などと言って、景気は拡大しているようです。確かに企業の利益は増加しているのでしょうが、その利益を労働者に配分しないどころか、「今後も緩やかに非正社員化が進むだろう」と予測しているように、企業の利益は国民の命よりも尊いものになりそうです。

こうした雇用状況を改善しないで「美しい日本」はありえないと思うのですが。それどころか「歪な国日本」になっているように思います。


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