トヨタ期間従業員に行こう

トヨタ自動車期間従業員であった筆者が期間工、派遣社員、非正規社員についてや雇用の問題そして1年間にわたる失業生活、その後のタクシー運転手としての日々なんかをぬるめに書いています。

とにかくボクたちは・・・。
蒼井優さんから年賀状がきた。
それはそれでちょっとうれしかったりした。

TBS「ひるおび!」で松野明美さんとダウン症の次男健太郎くんがマラソン大会に出場したことをやっていた。かなり泣いた。そしてかなり勇気をもらった。

新年から辞めたい病。それもかなり重症。

大晦日から新年にかけて仕事。仕事始めの今日やっと休みらしい休み。とは言っても、一日中ヤドカリのごとくコタツの中で頭だけをだしてテレビを見ていた。

棚を買いたい。カーマホームセンターで安売りをしている。それを買って部屋の模様替えをしたい。そう思ったのだけれど、棚という荷物を置くスペースが増えると、きっと荷物も増えるので止めた。人はスペースに合わせて持ち物を増やす。軽トラ一杯分ほどの所有物ぐらいがちょうど良いと思っているし、それぐらいしか持っていない。

例えば、今大地震が起こって、家屋全壊、逃げなければならない時に、何を持っていくか考える。その荷物でひと月なりふた月なり暮らすということを考える。40リットルとか50リットルのザックひとつ分の荷物。それを基準に洋服も買う。食器や生活用品を買う。そうすると物の買い方が変わる。

雇用促進住宅なんてあるけれど、今のように2DKとか2LDKなんて間取りではなくて、4畳半とか6畳一間の寮とかドミトリー方式の部屋を作って、そこを拠点に就職活動出来るようなシステムも存在していいのではないかと思った。雇用促進住宅だけではなくて県営市営住宅にもそういう間取りがあって単身者でも入居できるようにしたほうが良い。

正月早々空き缶を拾うホームレスを見ていてそう思った。そしてなぜかうらやましいと思った。生きようとする力強さみたいなものが感じられたから…。

3日の昼に餅を食べた。8個食べた。元旦2日といつものようにカップ麺とオニギリの夕食だった。それはそれで特に悲しいとか寂しいとか思わなかった。おせちを食べたければ買えば良いだけのことなのだし。買ったとしても例のグルーポン事件のようなことになれば正月早々嫌な思いをするだけだろうし…。

昼間からの酔っ払いが訳のわからぬことを言って絡んでくる。呂律が回らないほど酔っていて行き場所を聞き直すと怒鳴りだす。「何度も言わせるなよ」と。料金が高いと文句を言う若者。タクシー慣れしていない人たちが酔いにまかせて乗ってくる。一本道が違えば「遠回りした」とクレームの電話…。

交通状況、信号のタイミングでワンメーターなんて違うのが当たり前なのだ。タクシー料金なんていつも同じではない。時価なのだ。寿司屋では「高い」とクレームも言えないくせに。

それでも仕事があるだけありがたいのだろうか。ストレスの対価が給料なのだろうか。人生は、いや労働とは、修行、苦行。その先には老後という浄土が待っているというのか。

面倒くさい。欲しいものなどない。
眠る場所と飢えを満たすだけの糧さえあればいい。

そう思うことも欲なのだろうか。

ホームレスになったらなったで傘を何本も持ち、空き缶を一個でも多く拾おうとし、自分の場所を確保しようとする欲からは解放されないのかもしれない。そして持ち物が多くなったら公園にテントを張り定住するのかもしれない。

病気になったら、歯が痛みだしたら。ポックリと死んでしまうのならば良いのだけれど、痛みに耐えるのは嫌だ。きっと痛んだら「助けて」と叫ぶに違いない。「手術してくれ」とか「殺してくれ」と怒鳴るに違いない。そういう欲が必ず生じる。

朝めざめた時に生きている悲しさ。それよりなにより、腹が減ることが悲しかったりする。

新年だ。今年は良いことが…。なくてもいい。苦しみや痛みや哀しみさえなければ、それでいいのだけれど…。

蒼井優さんからの年賀状
平野綾さんのタクシー事件について
さっき乗ったタクシーが本当に怖かった。目的地の住所を入れてほしかったけどナビが壊れていて、降りるって言ったら走り出して、お願いだから降ろしてって言っても怒鳴るばかりで降ろしてくれなくて、怖いから信号赤のうちにドアを開けて降りようとしたら急発進されてドアが開いたままずっと走ったの

人気声優の平野綾がタクシーで拉致されそうになる! Twitterで多くの同情を買う反面2chでは「大げさ過ぎ」の意見 - ガジェット通信

という平野綾さんのTwitterでのつぶやきについて少し考えてみた。というよりもタクシー運転手として少し反論してみる。

(1)ナビが壊れていて降りるって言った

これが「ウィンカーが壊れているから降りる」と言ったのなら彼女は正しい。ナビを装備しなければならないという法的根拠もないのだし、例えば地方だとナビを装備している車両のほうが少ない。豊橋の場合だと、たぶん3割ぐらいしか装備していないのではないだろうか。

ナビはないけれどGPSは装備していてセンターからの道案内は出来る。あるいは無線で案内してくれる。運転手が全ての道、全ての住所、全て店舗を知っているわけがない。店舗にいたっては閉店したり新規開店したりするのでさらに難しくなる。たぶんセンターも知らない店舗や住宅もある。そんな場合、多くの運転手は、近くまで行ってメーターを切ってから探す。

優しいお客様だと道を教えてくれるし、大きな建物(例えば銀行の支店とか公園)を知っているか確認する。そしてそこまでまず行ってもらう。お客様がナビになってくれる場合もある。

(2)降りるって言ったら走り出して

駅などの待機場所でのことだとしたら、先頭車両が動かなと後続のタクシーが困るのでとにかく動かすことがある。そして少し動かしてからセンターなどに道を調べてもらう、あるいはお客様と交渉する。

というかナビが壊れているという理由だけで「降りる」なんてことは、例えばラーメン屋に入って注文して食べる前に「美味しくないから帰る」なんて行為と同じだろうし。

(3)お願いだから降ろしてって言っても怒鳴るばかりで降ろしてくれなくて

例えばそこが交差点の中とか、車線中央だったりすると「お願いだから降ろして」と言っても運転手は降ろさないと思う。だって、車道でドアを開けると後続車からひかれる可能性もあるのだし、オートバイや歩行者、ガードレールなどの障害物にドアがぶつかるという危険性だってあるわけだし。

たぶん平野さんも興奮して大声をだしていたので、それにつられるように大きい声になったかもしれないだろうし。どちらとも怒鳴り合いになったのを一方的に「怒鳴るばかり」と言われても、ということなのかもしれないだろうし。

(4)怖いから信号赤のうちにドアを開けて降りようとした

勝手にドアを開ける行為はとても危険なのだ。となると怖かったのは運転手のほうだろう。さらにそのまま乗り逃げされると思った運転手が咄嗟に急発進したという脊髄反射的な行為に至ったのはしかたないことだと思う。

もしもそのまま平野さんが勝手に開けて降りたとしたら乗り逃げになるのだろうし、運転手はそれを未然に防いだのだろうし。「ナビが壊れている」という理由だけで運送契約を破棄できないし債務不履行責任なんてこともないだろうし。どちらかというと、平野さん側が破棄したということになるのではないのだろうか。

それに待機場だと、少し動いたところで降りると、また順番待ちしなければならなくなる。例えば豊橋駅なんかだと、1時間なんて待ち時間はよくあることで、平野さんのようなお客様ばかりになると、1時間待って「ナビがないから降りる」ということをされて、また1時間並ぶということになる。

それにベテラン運転手だと一度乗せた客に降りられるということはプライドにかかわることだろうし。それも「道を知らない」なんて理由だと更に…。

ドアが開いてまま走ってる時に警察に電話して助けを呼んでそれでも止まってくれなくて、ようやく近くの交番で止まって、さっきまで事情を聞かれてました。運転手にこいつが頭おかしいんだとか女は泣くからいいよなとか散々言われて、本当に怖くて震えが止まらなかった。


(5)ようやく近くの交番で止まって

結局、運転手の意思で停めたわけだし、たぶんその交番まで行こうと運転手は思っていたのだと思う。だって乗り逃げ未遂だし、勝手にドアを開けようとする危険な行為をする人なのだから。

それでもその運転手さんには何もできないらしい。すぐにまた業務に戻ってました。そんな人がいると思うと怖いです。ほんとタクシー運ないな。ネイル行くとこだったから、よっちゃん迎えにきてくれて良かった。


(6)それでもその運転手さんには何もできないらしい

だって「ナビが壊れている」という理由だけで運送契約の契約不履行をしようとしたのは平野さんだし。運転手にしてみれば「それでもその女には何もできないらしい」と思っただろうし。ま、そこまでの運賃はもらったのだろうから良いのだろうけれど。

(7)ネイル行くとこだったから

じゃあ、そんなに急いでなかったのだろうか。どうしてナビが壊れているのが分かったら「じゃあ運転手さん、道分かりますか?」なんて会話が出来なかったのだろうか。というかナビのないタクシーならば普通のことなのだけれど。

プロだから情緒的なことを求めてはいけないけれど、人々が休みで賑わっている暮れの寒い日に仕事をしている運転手とそのタクシー業界をとりまく状況をイメージ出来れば、多少道が分からない運転手でも「だいじょうぶですよ」と言うのが優しさではないのだろうか。

東京には出稼ぎドライバーも多い。東北や九州出身の人も多い。それを分かってくれとは言わないけれど「ナビが壊れている」という理由だけで「降りる」なんて言わないでほしいと思うのだけれど…。

きっと平野さんもそれだけの理由ではなくて、全体的な態度なんかで「嫌だ」と思ったのかもしれないけれど。中には挨拶もしない運転手もいるしね。

「降りる」なら良いけれど、殴られたり蹴られたりする人もいるし、「まけろ」というお客様もいる。事故の確率も高くて、一歩間違えば犯罪者にもなる。それだけ嫌な思いもしても年収200万円なんて職業なんだから…。ま、それを言ったらお終いか。それを言ったら甘えになるか。

海老蔵、タクシー代320円値切っていた - 芸能 - SANSPO.COM

 事件直後、負傷した海老蔵は約3キロの道のりを「赤信号でも急げ」などと運転手に指示。運転手がこうした要求を拒否したことから、海老蔵は1320円の会計で1万円を渡すと、「お前はキッチリ行かなかった」と言って9000円のおつりを要求。運転手はこれに従ったという。


こんな嫌な客もいるし…。
明日は良いお客様ばかりでありますように。


神立ち
雪だ。
これほど積もるのは、確か4年ぶり。ちょうどボクは田原にいて、ちょうどその雪の日が不動産屋で今住んでいるアパートの契約日だった。今日のような朝だった。そして今日のように積もっていった。柱あたりから渥美線小池駅まで歩いた。靴が濡れ、足が痺れるほど冷たくなっていた。そんな感じを思い出している。

雪になれていない地方では、これぐらいの雪にでも混乱してしまう。朝のバッテリー上がりやスリップ事故、それに伴う交通渋滞。クルマ社会でクルマを使えなくなることほど不便なことはない。人々はタクシーに群がる。そのタクシーとて台数に限りがある。それに運転手も人の子、お金よりは命のほうが大事だ。事故を起こしては元も子もない。こんな日には休みたいし早く帰りたい。公共性があるといっても慈善事業ではない。ちょっとぶつけてしまえばその日の売上なんて飛んでしまう。

神立ち。
タクシー乗り場には客が列をつくる。

その列を見ながら回送ボタンを押す。少しサディスティックな気持ちになる。駅前の信号を抜けて城海津の交差点の向こう老婆が手を上げた。ボクは少し戸惑ったし、少し考えた。そして少し自分の運みたいなものを呪った。

信号が変わり発進した。まだボクは迷っていた。迷ったけれど停車した。そしてドアを開けた。

「どこまでですか」
「ちかくで悪いけれど、下地まで。悪いね。」
「ああ、良いんですよ。下地までですね」

ワンメーター、よくて1000円ほどの距離だった。「コロかあ」と心の中でつぶやいた。

「悪いね。こんな日だからね。すみません、すみません」
老婆は手を合わせてボクを拝んでいた。そして「悪いね。すみません、すみません」とまた言った。

「いや、良いんですよ。こんな日だからね。歩くと危ないしね」
とボクは言った。
「その先を曲がったところで」と言ったところで停まった。そして料金の760円をもらってからドアを開けた。

「ありがとうございました」とボクは行った。そしてドアを閉めた。老婆が手を合わせてボクの車を拝んでいる姿がバックミラーに見えた。

なにか悲しい気持ちになった。その短い距離を恐縮しながら乗っている老婆のことを考えていた。老婆にとってタクシーは雪の日ではなくても唯一の足なのだろうし、タクシーがなかったら買い物にも医者にも行けない。全てなのだろう。

老婆にとってありがたい距離をボクたちは迷惑に思ったりする。でも実は、たかだかそれぐらいの距離を運転したぐらいで760円も頂くことこそ「すみません」という行為なのだと思う。そこからそこまで、例えば歩いて10分の距離でも680円は頂く。とにかく乗れば680円を頂く。

老人が手を合わせて「すみません、すみません」と拝まなければ買い物も行けないこの国を嘆いているのではない。ボクたちの本分みたいなものをボクたちが忘れてしまっているのではないかということが悲しいだけなのだ。

例えば老人との関係がボランティアとか介護というものに分別されて、例えば人の本分としての関係が喪失してしまっている、というような…。例えば大がかりな寄付には参加するけれど、貧しい隣人は見殺しにしてしまうような。

……。

ボクはまた駅に戻った。神立ちは続いていた。
ドアを開く。「どちらまででしょうか」と言う。
「近くて悪いんだけれど」
「大丈夫ですよ」とボクは言った。

少し、社会と関係が持てたように感じた。そして少し生きがいみたいなものが見えたように思った。

豊橋駅、神立ち
豊橋駅、神立ち
伊達直人ムーブメントで考えたこと
タクシー運転手の伊達直人がきっと現れると思っているのだけれど、多くの運転手は自分のことが精いっぱい、我が子のランドセルをタイガーマスクが持ってきてくれないかと思っているかもしれない。

豊かな国のはずなのに、かなりの数の孤児がいる。いったいどういうわけで孤児になったのだろうか。例えばアフガンやイラクなんて国では戦争で孤児になる。例えばアフリカでは飢餓で孤児になる。日本の場合は、経済とか交通という戦争だったり、人間関係の貧困から孤児になる人が多いのだろう。

捨てられた子もいるのだろう。子を捨てる親も、子を殺める親も、貧困が直接間接的な要因なのだろうと思う。経済的な貧困だけではなくて、人の優しさとか温もりなんていうものも希薄になってしまっている。

ボクたちの隣には戦災孤児がいる。世の中には貧困が蔓延している。そうタイガーマスクが教えてくれた。

ランドセルでもいい、鉛筆だけでもいい、いや多くの孤児たちに必要なのはそういった優しさなのだろうと思う。そしてその優しさがきっと希望とか夢に繋がるのだろうと思う。人が生きていくのに必要なことは希望とか夢なのだから。そして真面目にやったら報われるという信憑。因果応報。

雪 新川電停前


鳥インフルとタクシーとか
豊橋で鳥インフルエンザが発生した。
ということと関係あるのかないのか、JA豊橋産直プラザでは鳥胸肉が100グラム38円で特売されていた。ついついまとめ買い。同じく特売品だったタマゴについては販売中止という張り紙がされていた。

そういえばボクが子供の頃、病気のお見舞いにタマゴとかバナナというのがよくあった。お淋し見舞いには砂糖箱(1キロ入りの上白糖が2個入っている)、引き出物にも鯛や亀、鶴の型に入った砂糖(砂糖細工ではなくて中身は砂糖なのだけれど)が使われていた。

あの頃は贅沢品だったそれらのものは、いまでは100円で買えるものになった。というか20年とか30年なんて間、値上がりしなかったということなんだろう。養鶏業者の苦労がしのばれる。タマゴのおかげで世界一の長寿国家になった、そう言えなくもないと思ったりする。

鳥インフルエンザ発生で豊橋のタクシー業界は賑やかだ。「インフルバブル」なんて不謹慎なことを言うドライバーもいる。

以前書いたようにタクシーの三大顧客は「老人、病人、酔っ払い」だ。「事件、事故、天災」なんてことも増収につながる。積雪のあった日のように神立ち状態になる。電車が止まればロングのお客も多くなる。事件が起これば取材で利用するマスコミ関係者の需要がある。

本宮山が爆発して、通り魔殺人事件が起き、そして人のインフルエンザが大流行でもすれば、売上倍増間違いなしだ。人の不幸は蜜の味なのだ。

しかし今回の件は、結果的には経済の低迷を招くのだから、それこそバブル、泡ははじける。殺処分が終われば、その「インフルバブル」も終わる。というか新人ドライバーのボクなどにはそういう大きな仕事は回ってくるはずもないのだけれど…。

多くのタクシー運転手の収入は、前年の20%ほど減収だ。景気が少しよくなっているという感じ(それは「感じ」だけなのだけれど)がして、少し明るい未来みたいなもの(それは春が来るというほどのものだったりもするのだけれど)の感触もしていただけに、それがすべて覆されたような、なにか暗澹たる気持ちにさせられる。

その気持ちは、週末また雪が積もるという天気予報を聞いたせいなのかもしれない。きっとそうなのだ。ニュースでは、そして会話の中では、重大な出来事なのだけれど、かなり身近な出来事なのだけれど、ボクにとってはどうでもいいことのように思える。

というか世の中のほとんどの事件事故出来事が「どうでもいいこと」のように思える。とりあえずボクは当座の鶏肉は確保できたのだし。例えばタマゴの値段が倍になったとしても、それがボクの生活に甚大なる被害を及ぼすということは考えられないのだし。

というか問題は晩ごはんを何にするかだったりする。

雪の朝 豊橋駅前



インドネシアからの手紙
インドネシアから手紙が届く。4行だけの手紙が届く。

笑顔とご飯
一杯のお酒
少しだけのお金
人生楽しく


徹夜明けの身体と心は何かに支えられていないと崩れ落ちそうになる。なにもかもが面倒になる。コンビニでレトルトのご飯とレトルトのカレー、それが朝食だったり。

長時間勤務は思考を鈍らせる。体中に漂う空腹感。空洞化した身体。虚無。生きているのか死んでいるのか分からないような気持ちでいる部屋の中に差す陽の光への嫌悪感とか。

人はいくつになっても弱く、いくつになってもくじけそうになる。
人生は辛く厳しく、そしてなによりも長い。
面倒なことの繰り返し。

少しだけの荷物
少しだけの愛情
少しだけの欲望
少しだけの自己

人生楽に
なのかもしれない。

インドネシアからの手紙
東西王座戦G2開催中
タクシー運転手はギャンブル好きが多い、と思っている人も多いと思う。

確かに多いと思う。というか、ギャンブル好きがこうじてタクシー運転手になったという人も多いかもしれない。競輪場や競艇場で待機をする間に投票するということも可能だろうし、その待機時間中に予想をしたりということも出来る。スポーツ新聞や予想紙片手に歩いている、あるいは運転席に座ってそんな新聞を開いている、という姿もよく見かける。

運転という危険を伴う仕事、そのストレスから解放されたくてギャンブルをするという人も多いのかもしれない。いや、タクシー運転手という職業自体ギャンブルのようなものなのだ。お客さんの当たり外れに売上も左右される。どうみても硬い仕事ではない。運転手になってギャンブルを覚える人も多いのは、そういう職業柄、職業病なのかもしれないと思う。

ボクはと言えば、パチンコ、競輪競艇、競馬にオート、花札、チンチロリン、野球賭博に相撲賭博…、そんな一切の賭け事をしない。♪清く正しく美しく〜♪、なんてアイドルのような生き方をしているのだ。(もちろんギャンブルをする人が清く正しく美しくないとわけではないのだけれど)

一切ギャンブルをしないボクもたまには競輪場に行ったりする。賭けもしないのに賭場に行くというのは、どうも良くないことのように思ったりもする。夏の暑い日や冬の寒い日に図書館に涼みにあるいは暖まりに行くようなものかもしれない、そう思う。あるいはトイレだけのためにコンビニに行くとか…。

あのお祭りのような賑わいが好きな人もいるはずだし、賭場という場のもつ緊張感、その痺れるような空気が好きだという人もいるだろうと思う。あるいは無料のお茶を飲むために行く人や、図書館と同じように暖を取りに行く人もいるのだろうと思う。実際そんな老人を見かける。日がな一日車券を買うではなく、ただボンヤリとバンクを眺めている人もいる。かくいうボクもそのようなひとりなのだけれど…。

たまに、ごくたまにだけれど車券を買ってみたくなる。大金を賭けるのではなくて、例えば1レースに1000円程度なら、なんて思ったりもする。今日もそう思った。思ったのだけれど、買い方が分からない。聞けば良いのだろうけれど、そこは電車の券売機前ではないくて賭場、そんな雰囲気ではない。平日の昼間に競輪場に来ることが出来る人たちの顔にはなにか怖さみたいなものがある。殺気立っている。ボクの一言で「ツキ」が逃げてしまわないかと、こっちが気を使ってしまう。賭け事にはそんなツキがいつも付き纏うものだろうし。

初心者ガイダンスコーナーなんてところもあるのだけれど、そことて何か只ならぬ雰囲気が漂っている。

ボクは遠い異国のマーケットにいるような錯覚をおぼえる。まるで旅人のようである。そしてそんな雰囲気が好きなのだ。きっとマークカードの書き方や賭け方なんてのをおぼえてしまって、例えば地元の選手の応援なんてことを始めると、そんな感覚は消え失せて、賑やかな場所、ただそれだけの空間になってしまうのだろうと思うと、なにかもったいないような気もする。

ということもあってか、それにお金がもったいないとうケチな性分なせいか、いつまでたってもボンヤリとバンクを眺めているだけの人でいるのだ。それでも競輪場は楽しい。そう思う。

今日から東西王座線がはじまった。それがどういうものなのかは分からないけれど、とにかくはじまっていて、いつもよりはかなり賑やかなのだ。

豊橋競輪 東西王座戦
いっこく堂さんも来るよ
東西王座戦2日目。競輪バブル、とまでいかないにしろ忙しい。豊橋駅前、競輪場電停からシャトルバスやシャトルタクシーが出ているのだけれど、タクシーで往復する人もかなりいる。勝って懐が暖かくなれば財布の紐も緩む。「運ちゃん、釣りはいいよ」なんてチップもくれる。

明日はいよいよ最終日。戦いがどうなっているのかは分からないけれど、今日よりも忙しいのだろう。おまけにいっこく堂さんまでやってくる。競輪よりはそんなイベント目当ての人もいる。閉会式の後には手筒花火もあがる。祭りだ。

そういえば明日は選挙だった。すっかり忘れていた。
祭りごとは、もうどうでもいいように思ったりもする。選挙で一票投票するよりも、競輪に行って車券を投票するほうがよっぽど幸せになれるかもしれないと思ったりもする。

当たるも八卦、当たらぬも八卦。選挙よりはいっこく堂さんを見に行きたいと思う。そのほうが幸せになれるような…。

さてと、寝るか。

豊川稲荷にて

豊橋競輪/第10回東西王座決定戦/イベント
呉越同舟
大村さんと河村さんが当選した。大河ドラマの始まりだ。
名古屋市議会の解散も決まって、次の出直し市議選で河村市長派ばかりになると河村王国の始まりだ。市民税10%減税と独裁政治への道を引き換えた名古屋市民の勇気に敬意を払いたい。

民主惨敗。大村さんを民主党員だと勘違いした人が多かったと思う。重徳さんという自民党が支持した候補者がいたし、河村さんと仲良くしている姿がテレビや新聞に映し出されると、そう勘違いしたとしてもしかたないと思う。とうの本物民主党推薦の御園さんという人はイマイチ華もなければ力強さもないという政治家に大切なものを持ち合わせていなかったのだから、なおさら大村さんが民主党推薦候補みたいな構成構図になってしまっていた。

これまでの愛知の選挙ではそういう構図の中からの選択だったのだし。

要するに(民主党推薦と勘違いされた)大村さんの著名度と(自民党推薦の)重徳さんのルックス、そんな影に隠れてしまって御園さんを「誰?」「幸福実現党?」なんて思う人が多かったからだと分析する。「御園」という名前も何か宗教的なものを想起させるし…。

選挙はかなりの部分でイメージの選択なのだから。

河村さんの中日ドラゴンズの帽子、大村さんのそれに似た青色の帽子が、いかにもドラゴンズ推薦候補を錯覚させた。「大河ドラマ」というコトバもNHK公認候補というニオイを漂わせた。そんなカメレオン戦法が奏効した。

政治とは幻想なのだし…。

御園さんの獲得数48万票は連合50万票と言われる数にも満たなかった。惨敗というか、やはりそのような勘違いが敗因なのだろう。政策やマニフェストなんてものよりも人気とかイメージとかのほうが重大事なのだ。福山さんが立候補していれば間違いなく当選しただろうと思う。「愛知の夜明けぜよ」なんて言うだけで当選間違いなしだろうし。

10%の減税よりも10%年収増を考えられる政治家のほうが良いに決まっている。

というか、どうも河村さんも大村さんも好きではない。政治信念とか思想とかということではなくて、何かが足りないというか、それは大人としての立ち振る舞いみたいなものみたいな。「親分」的なリーダーシップを感じられなかったりするし…。というか子どもっぽいし。ま、そんなところが世の女性たちの母性をくすぐったのかもしれないのだけれど。

これから何かが起きるだろう。それは今までのリーダーが避けていたことなのかもしれない。結果が吉とでるか凶とでるか…。賭けなのかもしれないと思ったりもする。

選挙とは賭けである。きっと。

ところでCBC「イッポウ」の大石邦彦アナウンサーと丹野みどりアナウンサーは仲が悪いのだろうか…。そのことが選挙結果よりは気になってしかたなかったのだけれど、どうなんだろうね。

豊川稲荷
そう言えば豊川稲荷に初詣にいった。
尾張名古屋はトヨタ王国と河村王国でもつ、なんてことになるのだろうか。独裁的なリーダーを好む地域性なのかもしれないと思ったりもするのだけれど…。
ドライバーの休日
「もう夜かあ」
休日の口癖。一日中ひきこもり。少しだけ本を読んで、あとは頭も身体も使わないエコ運転。エコ運転なのだけれど腹は減る。消費カロリーと摂取カロリーがアンバランスなものだから少し体重が増えている。正月太りなんてものがあるけれど、ボクの場合は休日太りする。その増加分を次の休日までに減らす、そして休日に戻す、なんて非効率なことをしている。

ひきこもっているもんだから気分が滅してしまう。陰鬱になる。
「どうしてここにいるんだろう」なんてことばかり考えてしまう。故郷に帰ってタクシー運転手をするほうが楽じゃないかと思ったりする。地理だけではなくて歴史とか言葉とかここ豊橋よりは分かるだろうし。あるいは東京でやったほうが良いのではないかと思ったりもする。豊橋だろうが東京だろうか、あるいはニューヨークだろうがボクにとっては「知らない街」ということでほぼ同じ条件なのだし。

いや「知らない」ということが許されるのは小さな街より東京なんて大きな街だろうし、出稼ぎドライバーが多いのもそんな大きな街なんだし。

これまでよく何のトラブルもなくやってこれたと思う。というかなんだか疲れてしまった。張りつめた気持ちがこれまでボクを支えてくれたのだと思う。だけれどその緊張感は奈落の疲労感とセットになっていて、こうしている休日は抜け殻のようになってしまっている。

仕事が楽しいわけがない。毎日、毎回、緊張の連続なのだ。毎日、毎回、抜打ちテストみたいなものなのだ。「さて問題です。新栄のセレニテまで最短距離で行ってください」なんて問いに答え続けなければならない、それはかなりハードなことだと思う。経験が軽減させるとはいっても、未知の場所が多すぎる。

酔っ払いに絡まれて、若者に「運ちゃん」呼ばわりされ、毎月300時間ほど働いて、そして手取りで十数万円なんて仕事が楽しいわけがない。それぐらいの収入ならば、ほかに楽して得られる仕事があるのではないかと思う。

いやそれぐらいのために、人としての尊厳まで傷つけられるのならば、ホームレスとして生きたほうがよっぽど人間らしいのではないかと思ったりもするのだ。鳴く腹の虫のためだけにボクは生きていて、そして休日はひきこもって鬱々とした時間をノイローゼ患者のように過ごしているのだ。それが幸せということなのだろうか、そしてそれが人生というものなのだろうか…。

豊川稲荷



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