トヨタ期間従業員に行こう

トヨタ自動車期間従業員であった筆者が期間工、派遣社員、非正規社員についてや雇用の問題そして1年間にわたる失業生活、その後のタクシー運転手としての日々なんかをぬるめに書いています。

長屋の春
この世の利便性なんてものは、人の不幸の上に存在する。

大晦日にスーパーやコンビニが営業していることや、元旦の朝に年賀状が届く必要性なんてものはないと思うのだが・・・。あるいは初売りが新年2日目に行われ福袋なんてものを忙しく買い求めるなんてことが、人生にそれほど重要なことでもないように思うのだけれど・・・。

幸せの裏側にある不幸、ボクたちは人の不幸を食っては喜んでいる。夢を喰うのを獏という、他人の不幸を喰うのを人という、飯のかわりに酒を飲む、そんな自分を馬鹿という。

新年だ。

目出度さも人任せなり旅の春 (井上井月)

今年は目出度くも新年を職場で迎えた。そうして元旦、2日と仕事で、ありがたい。タクシーの車中で迎える新年、赤信号が少しだけ滲む。タクシー界隈、ボクたちの住む長屋では、もう盆とか暮れなんてものとはすっかりと縁切りをした人も多くて、ボクもそのひとりなんだけれど、疲弊した精神は世俗的なものを遠ざけるようになって、例えば初日の出なんてものも、夜勤の終わりのシグナルぐらいにしか感じなくなっていて、いや逆に無関係に生きることが、己の生命を実感できる唯一の証のようで、感情を押し殺す癖がついてしまっている。

そうしなければ、不幸を感じてしまう。不幸に鈍感になるってことは、そのまま幸福にも鈍感になるってことで、やはりボクたち長屋の住人は、なんとなく、「春」なんて目出度きことの祝詞なんてものよりは、「お疲れさま」なんて呪文のほうが、似合っているのだけれど、かといって人を恨むのでも憎むのでもなくて、己の哀しみだけを、ちょうど手を合わせて己の身体の体温を感じるように幸せなんてことを感じることが、これまた生命を実感できる証だったりするのだ。

いや、生きているという実感は、酔っている時にだけ現出する。ちょうど自傷行為に似ている。依存症ではない、そう思っているだけで、ボクが生きていると感じる時は、ただただ「こいつはうめえや」と言っている時で、「ありがとうございます」なんて接遇のコトバは「くたばっちまえ」と同義語になってしまっている。

長屋の春。目出度きものは、またこうして飲めることだけで、そうして眠る場所があることで、あとは、また仕事が終わって「こいつはうめえや」と独りごちることが、そして酔って寝ることと、その残響の中で生きることなのだ。

新年だ。ここいらいっぱいにボクの目出度さが溢れている。

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そして帰省ラッシュ
七輪を買おうと思って・・・思って、ホームセンターに行くのが本寸法なんだろうけれど、思ってAmazonを検索した。買おうと思った理由はというと、餅を焼くためなのだ。元旦のことなんだけれど、近所の親子が家の前の路上で七輪を使って餅を焼いているのを見たんだ。そうしたら、なんだか遠い昔のことなんかが想い出されて、七輪七輪と、ちょっとだけうなされてしまっているのだ。

餅ぐらいなら部屋の中で炭を熾して焼くこともできるかもしれないと密かに思い始めている。そう思ったら七輪よりは火鉢を買おうかなんて、また検索し始めていて、気が付いたら一時間なんて、あっという間に過ぎてしまっていた。

結局買いはしないのにね。

もう明日から仕事の人が多くて、帰省ラッシュが始まっている、らしい。正月もあっという間に終わってしまう。その間仕事だったボクなどには、「あっと言う間」X2ぐらいの速さであっという間だったのだけれど、もう少し暦日とは違う「正月ウイーク」みたいな、一週間ぐらいある国民の祝日を設けたほうが良いのではないかと、そのあっという間を思うと考えてしまう。(ややこしいね :-)

祝日として一週間も国民全員が一斉に休暇を取る不都合もあるだろうから、時期を少しずつずらしてとか・・・。年休の完全消化を義務付けることのほうが、ボクたちには好都合かもしれないか・・・。「年休のうち半数は連続して消化すること」なんて法案化するほうが良いのかもしれないね。

そうなればこのボクも、生きているうちに一度ぐらいは帰省できるかもしれないと、そう思ったりもする。ボクのように、帰省するか退職するか、なんて選択をしている人も、きっといるはずだ。まあ、ボクの場合は辞めても大勢に影響はないのだけれど・・・。なんて大げさか。

ワークライフバランスなんて言うけれど、せめて祝日に休めるような勤務状態にしなければ、ボクたちは帰省もだけれど、正月も盆も、それにまつわる行事とか文化とか仕来りなんてもをスッカリと忘れ果ててしまう。要するに日本人としてのなにか、アイディンティティなんていうものを、喪失してしまっては国というもは存在しないと思うのだけれど・・・。

七輪で餅を焼く、という行為は、それはとっても重要なことなのだと、思ったところで、やっぱりここじゃなあ、なんて諦めてしまっているのだけれど・・・。はあ〜っと。

豊川 堤防道路で
市橋織江さん風に・・・ちと違うか・・・。
小寒、餅の件
七草もスーパーの棚で萎れている。独り分には多い量に躊躇っていた。「せりなずな、ごぎょうはこべら仏の座・・・」、義兄が自慢気に諳んじていたことが想い出される小寒の夜に、雑煮を食べる。結局、七輪も火鉢も買わずにフライパンで焼いた餅は、姉が送ってくれたもので、キチンとあの頃と同じ味と香りがした。

「七草セット」は買わずに、大根葉だけの雑煮を作った。記憶の中では、ネギしか入れないのが母親の雑煮だった。父がそれを好んだのか、代々そういう風にしていたのか、極めてシンプルだった。雑煮というよりも餅のおすましのようなものだった。

餅を喉に詰まらせて亡くなる人が毎年でるのだけれど、機械で、それも究極なほどにきめ細かく搗いてしまう市販の餅のせいではないのだろうかと思った。喉にマトワリつく。しかし臼と杵で、人の手によって搗いた餅だと、もっちりはしているのだけれどキレがあるので、喉に詰まらせるようなことも少ないと思うのだ。

今日や明日から仕事の人も多いのだろうね。街はまだ正月の気だるさの中にあっては重い時間が流れている。人はまだ酔いざめの気恥ずかしにゆっくりと歩を進めている。空は鉛色。街路樹のイチョウもやっと散り終えた。全くの冬。そうして冬色。

雑煮


イオン豊橋南店で買い物難民について考えたこと
イオン豊橋南店、通称「南ジャス」に行くためには「豊橋鉄道渥美線 芦原駅 徒歩約15分」と公式ホームページに記載されている。
電車・バス イオン豊橋南店

徒歩約15分、健康な人だと可能だろうが、行は良い良い帰りは辛いで、買い物袋を抱えての徒歩15分、それに帰りは登りが続くのだけれど、その15分はきっと罰ゲームのように感じるに違いない。というか途中で挫折するかもしれない。そうなると買い物難民ではなくて買い物遭難になるのか・・・;p

豊鉄バスの三本木線が昨年4月に「くすのき特別支援学校」の開校に伴い延伸し(イオンの公式サイトにそのことを記載してほしいもんだけれど)、イオン豊橋南店直近の野依口停留所まで行けたとしても、豊橋駅から県道407号線通称野依街道を通り支援学校までのルートなので、その沿線や周辺住民にとっては相変わらず車がなければ行けない場所には変わりはなくて、イオンの存在が買物難民を増やすという悪循環に陥っているようにも感じる。

昨年12月にイオンモール常滑がオープンした時にも、そのこと(アクセス方法)が気になっていたのだけれど、常滑店はりんくう常滑駅に隣接していて徒歩1分、セントレアまでの無料シャトルバスを運行しているので、開店するにあたって買い物難民対策も考慮したのだろう。

イオンのような郊外型大型ショッピングモールの開店が買い物難民の増加を加速させる。クルマ社会とドーナッツ化を促した政策のツケが回ってきていて、「愛のりくん」なんてデマンド型乗合タクシーを運行しなければならない状況になってしまっている。これは政策によるDVみたいなもんで、「痛かっただろうゴメンね」なんて言い訳する「愛」でノリノリくん、のようでもある。(うまいねオレ:)

DV臭プンプンの政策は、もう手遅れで買い物難民は今後もさらに増え続ける。それをノリノリくん、いや愛のりくんでカバーするのは不可能で、というか「とりあえずやってます」というようなデマンド型乗合タクシーの利用しにくさに、難民の増加に比例することなく利用者は増えない状況を為政者はもっと真摯に受けとめてほしい。

乗合タクシーの乗り難さが、難民をさらに増加させる。
愛のりくん、ダメポ | トヨタ期間従業員に行こう

高齢者を中心とする交通弱者は、買い物と通院という生命に直結した移動手段に困窮する。行政は民間に依存するのではなくて、すこしぐらいは自分たちも負担をしなければならない。例えば市役所職員が近所の高齢者家庭を見回るとか、デマンド乗合通勤車両なんてもので自らの車に「愛のり」させるとか、いくらでも難民を救うことへの方法はある。

そのために30分早く退庁するとか、ボランティア出勤、見回り退勤なんて出勤方法を作るとか、自らも汗を流してほしい。そうじゃなきゃ、難民は遭難し、地方創生なんてものが美辞麗句に終わってしまう。

そうして店舗側も、郊外に出店した/するのなら、買い物巡回バスを独自に運行してほしい。イオン南のように不便な場所に開店した/するのならば、買物難民対策や交通弱者対策を行い、本当の意味でのイオンタウンという新しい街づくりをしてほしい。イオンに行けばなんでもあるように、衣食住医一体の街をつくってほしいのだ。

あるいは高齢者家庭にネットスーパーの特化した端末を無料配布し、配送料無料で届けるぐらいのことはしてほしいと思う。

その端末ひとつで、買物も移動も介護も安心も利用できるようにすれば良いのだ。そんなことはすぐにでも出来る。すぐにでも出来ることをやらないことこそ「愛」の欠如で、それこそバイオレンスなのだ。

徒歩15分、簡単に書いているけれど、岡田社長に一度歩いてもらいたいもんだと思った。ボクはすっかり疲れてしまい、何度か遭難、いや、何度かタクシーを呼ぼうと思ったのだけれど、それはそれで運転手に申し訳ないと思った。(ワンメーターだからね)結局買物というよりもハイキングだと思った。まあ、その分お腹が空いて・・・あ、これがイオン商法か、やられた。きっとお腹が空いて一割増しの買い物をしているとみた。はあ〜っと。

ぜんざい
今日はぜんざいで食べた。やっぱり七輪ほしいっす。
仮面の告白
ボクも仮面就職だったのかもしれない。

仕事を失うということだけではなくて、なにか人生そのものを失う感覚に陥るのが失業なのだろう。失業までは良いとしても、再就職の難しさに人生を悲観するようになる。面接に落ちる、そのことがボクの人生を否定されているように感じるようになると、なんとなくボンヤリと自己否定が始まり、人生を絶望するようになる。失業うつの始まりだ。

失業期間が長くなればなるほど、傷口は深まる。いやその傷を自ら広げるような行動、自虐的な自嘲的な自傷的な生き方が始まる。周りを遠ざける、というよりも、縁を切ってしまうようになっては、いよいよ孤立化しうつの症状が重くなる。そこから立ち直れればいいのだけれど、何人かはホームレスになり、何人かは自殺する。

kmグループ(国際自動車)の「仮面就職」のことを聞いた。
kmの仮面就職 | km国際自動車の求人・採用サイト

「正社員として社会人をスタートしよう」というものだ。仮面就職、そして次のステップアップを企業で認め後押しするのだから、太っ腹だ。というか、タクシー業界にはそういう人が少なからずいる。資格取得のために、とか、定年までとか、年金だけじゃ少ないから・・・、そんな仮面就職の人がいて、ボクたちも太っ腹だから「ああ、それ良いね」なんて否定はしない。時間を自由に利用できるのもタクシードライバーの利点だ。空間も自由に利用できるのだから、仮面就職にはもってこいの職場なのだ。

いや、本当に仮面を着けている人もいて、例えば過去と決別した人なんかも・・・。

ボクも仮面就職だったのかもしれない。

人が生きるってことは社会と繋がるってことだ。繋がりというのは労働によって実感できる。すべての生物は生産と消費によって存在する。

タクシー業界が雇用のセーフティネットであるべきだと、ボクが強く主張する理由や、非正規雇用を撲滅しなければならない、と主張する理由も「とりあえず繋がろうよ」というところにある。孤立化する人たちを救う場所がどこかになければならない。欺瞞に満ちた大企業は「産業報国」なんて言いながら、国民を「非」なんて差別し、その繋がりを断ち切ろうとするのだから。

セーフティネットとしてのタクシー業界 | トヨタ期間従業員に行こう
若者の職業訓練、タクシーどうでしょう? | トヨタ期間従業員に行こう

とりあえずどこかで、それも正規雇用で働く、ということに意義がある、そう思う。それが次へのステップのための踏み台であったとしても良いと思う。ボクがそうであったように、ボクたちには救われる場所が必要なのだ。ボクたちは労働以外の繋がりの場所を失くしてしまった。ムラも長屋もなくなってしまった今となっては、タクシー業界という長屋の建設と整備こそが正義だと思うのだ。

ボクも仮面就職でした。
そうしてもうすっかり最初の仮面は捨て去ってしまって、ボクはボクとして在るのだけれど、「あと何年」なんて定年までをカウントする新たな仮面を手に入れて安心している。

西の関 手造り純米酒
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自殺した玉ちゃんが「熱燗は西の関の二級に限る」なんて言っていて、ボクたちはいつもこいつの二級を飲んでいた。少しだけ涙の味がした。一生2747円
タクシー運賃改定
タクシー運賃が、変わる。
昨年の11月から改定されるという情報だったのだけれど、結局この1月21日から行われるようだ。
タクシー値上げ 11月から運賃〜タクシー規制について(4)〜 | トヨタ期間従業員に行こう

爾後246メートルにつき90円だった当初の案(と言っても東海交通案だったのだけれど)とは少し違っていて、初乗り600円(1.2キロまで)爾後90円(255メートル)になる。

初乗り距離が1.5キロから1.2キロに短縮されその分初乗り運賃も700円から600円に変更になった。いわゆる「初乗り距離短縮運賃」というものだ。

この新運賃の導入で、国土交通省の「新しいタクシーのあり方検討会」で話し合われたように「潜在需要が顕在化」し「短距離移動についてのニーズが一層高まる」かもしれないのだが、ボクの感覚では「高いから使わない」というよりは、「安いから(短距離だから)使わない」という方も多くて、時間帯によっては「来るまで時間がかかる」あるいは「予約が取れない」なんてことのほうが、高齢者の買い物や通院での短距離需要の少なさに繋がっているのだろうから、一層は高まらないだろう、なんて思っている。

どうせならワンコイン500円にすれば良いのにと思うし、そのほうが豊橋市が配布している「高齢者タクシー助成券」や「福祉タクシー料金助成利用券」の1枚500円とも相まって使いやすくなると考えるのだけれど、そうなると格安タクシー問題に迎合してようでお役所的にも不都合なのだろうか。

確かに利用者にとっては「600円」という値段は安くなったように感じるだろうが、前回も書いたように爾後2回目780円、距離にして1455メートル以降は、旧運賃と同じか、旧運賃のほうが安い。だいたいその1455メートルに、検討会が言う病院やスーパーがあれば良いのだけれど、すでに街はドーナッツ化していて高齢者でなくても移動困難な状況なので、実質値上げになり、交通弱者の支出は増える。

ボクたちタクシードライバーにとっても、精神的な負担が増える。だって、ワンメーターだった距離に2回もメーター距離が加わるのだから、お客さんもこれまで以上に「あ、一つ上がった」なんて厳しくなるに決まっている。「安くなったと思ったら・・・おかしいわね」なんてクレームがセンターに入るに決まっている。メートル単位で厳しく走らされるようになる。潜在化している利用者ってのは「短距離」で「値段が高いと思っている」需要層なのだから・・・。

それでも、爾後2回目(初乗り+2メーター)の780円という運賃帯の占める全営業回数比は10%弱で(10回のうち1回がコロだだよね?)、1500円から2000円というのがこの地域では最も多い運賃帯だろうから、営業収入は増える。メーターが2回上がればこれまでより割高なのだから。

短距離の利用者にとっては使いやすくなる。言い換えれば短距離の利用者だけが得をする。そうなるとドライバーの「ちっ、またこの客かよ」とか「ちっ、コロかよ」なんて客差別に繋がる恐れもある。そうしてそれが接客にも現れてしまうことになっては、「安いから(短距離だから)使わない」なんて人が増える。そうした利用者はタクシーアレルギーになり、もう表には顕れない。運賃改定が距離短縮運賃が交通弱者を交通難民にし、そして遭難させる。こうなると悪だ。

そうならないために、この改定が奏功するために、やはりボクたち運転手の労働条件の改善がすべてなのだろうと、「ちっ」なんて舌打ちしないですむような精神安定運賃と賃金になることを願っている。でも、やっぱり歩合制賃金だと無理かもしれないね。労働時間短縮運賃なんてものも設定できると良いのだけれど・・・。

距離短縮運賃 タクシー料金改定
タクシー料金改定 新旧料金表

尾 張 ・ 三 河 地 区 に お け るタ ク シ ー の 運 賃 改 定
−自動認可運賃及び公定幅運賃の範囲の公示について−
大安吉日、六曜カレンダーについて考えたこと
本日1月15日は大安吉日、六白丙申、まことに目出度き日でございます。

なんてきっと、今日の結婚式でスピーチする人も多いのだろうと思う大安吉日の朝、掃除洗濯が終わってやっと机に向かってお茶を一服なんて中年独身は、大安も仏滅も赤口も友引も・・・無関係に世に棲んでいて、その朝の単位とか重量なんてものも、ただただ目が覚めたから、という軽薄短小な時間でしかなく、そしてまたその六曜ってのも、たまたまカレンダーに刷り込まれているぐらいの、単純明快な日しかない。

そう思うのは世に中のことを知らない、例えばコンプライアンスだ、ハラスメントだ、なんてなにかとがなり立てる最近巷間流行りの何とか主義者だけで、人様の幸不幸によって、言い換えれば笑いと涙によって糊口を凌いでいる身としては、その幸不幸が出現する日を、パチンコのぞろ目が出現する瞬間以上に気になっていて、これまた換言すれば、幸不幸の出現によって生かされているというなんとも受動的な生き方をしている身としては、大安も仏滅も赤口も友引も、いわゆる六曜という日によって一粒万倍、とにもかくにも目出度き日、そのお知らせこそが、説法や仏法や啓示なんてものよりも、ありがたいのである。

簡単に言うと、目出度い日には目出度いことがあって、結婚式でのタクシー客需要が増え、こちらにも祝儀(チップだね)が回ってくるってことだ。

大分県佐伯市の作成した「10年カレンダー」その配布中止、そしてそれを撤回した理由というのが、そのカレンダーに記載されていた「六曜」が「科学的根拠のない迷信を信じることが差別につながる場合がある」」というものだった。

「根拠のない風習や文化」によってボクたちは生かされている。「六曜が悪いわけではない。根拠のない風習や文化が差別を助長する恐れもある。行政としてその点は配慮している」というコメント(九重町)は、どうも対外的すぎるように感じる。農業や林業、観光収入の多い地域は、おそらく六曜がないと困る人たちも多いはずだ。佐伯市は一次産業従事者が多い土地柄、六曜なしには生活できない人も多いはずだ。

六曜と人権なんてことよりも、いつも書くように派遣社員や期間従業員を「非正規」なんて「非」呼ばわりして差別することや、ボクたちのことを「運ちゃん」なんて「ちゃん」付けで呼ぶことのほうがどうにかしていると思うのだけれど。

あるいは貧しさのために進学できない子供たちがいたり、ホームレスの人たちがこの寒空に震えていることなんかのほうが、人権としてどうなのよ、と思うのだ。

根拠のある、そうして原因のはっきりしていることで差別されることをどうにかしてもらいたい、そう考るのだ。

そう考えながら、朝風呂に入るのだけれど、もちろん右足からお湯につかり、左手から洗う、ってのがボクの習慣で、そのほうが良いことあるからね。ん?なんか根拠はあるのかって、げん担ぎに根拠も担保もあるかっての。さてと・・・。

大安の漬物
京都、大安の漬物で一杯
今日は良いことありそうな予感、大安に大安だもんね:)
15日の金曜日だし・・・。あれは13日の金曜日か。

地元紙の大分合同新聞などが報じた。仏滅・大安などの六曜が記されているため「科学的根拠のない迷信を信じることが差別につながる場合がある」として中止を決めたが、市は「西嶋泰義市長の政治的判断で配布する」と方針転換した。配布に当たり、ダイアリーには市の見解を示す文書を同封。六曜が人権の問題を含んでいるとする一方、製作に多額の費用もかかっていることを説明して理解を求めるという。


六曜差別を助長? カレンダー回収相次ぐ - 大分合同新聞
六曜カレンダーの配布中止を撤回 大分県佐伯市「政治的判断で配布する」
スキーバス転落事故で考えたこと
なんとも痛ましい事故が起きた。

運行指示書のルートを逸れて一般道を通ったことが直接の原因。

高速道を通っていれば起きなかったのだけれど、その高速料金というコストを削減したこと。それが直接ドライバー本人たちの利益になるのか、バス運行会社の利益になるのかは分からないのだけれど、そこが唯一最大の問題。

関越道事故からかなり厳しくなった旅客運送法や各企業のモラルなんだろうけれど、Uberなどのライドシェアが話題になって、安いとか便利なんてことがまた旅客運送業界に忍び込んできたきらいがある。

安全性とコストは比例する。

このことをすべての人が理解しないと、またこういった事故が起きる。

旅客自動車運送事業法でタクシー運転手の選任要件に、「日日雇い入れられる者」や「二月以内の期間を定めて使用される者」が禁止されている理由も安全とコストの関係性の上に存在する。(第三十六条の1および2)

だからタクシー料金に国が介在するのだ。岩盤規制とか格安運賃なんてそこを否定する人が多いのだけれど、そしてライドシェアなんて耳ざわりの良い、かっこ良さげな旅客輸送を絶賛する人たちがいるのだけれど、死んでも良いのならばそれを選べばいいと思うのだ。

健康のためなら死んでもいい、というのと同じで、安けりゃ死んでもいいんなら、どうぞご自由にってことが規制緩和なのだ。どうぞどうぞ緩々に緩和して、死ぬ間口も緩く広めてください、って言っているってことに早く気が付くべきだと思うのだ。

スキーツアーのバス事故の件、現時点で考えられる事故原因を(国沢光宏) - 個人 - Yahoo!ニュース

スキーバス転落事故
スキーバス事故、死亡14人に…27人が重軽傷 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
高齢者運転免許返納割引が始まります
免許を返納する勇気・・・

交通事故は毎年減少傾向にあるのだが、高齢運転者の事故当事者数(原付以上の第1当事者)は、平成16年を100とした時に120強と増加傾向にある。確かに自動車専用道路を逆走した、とか、コンビニに突っ込んだ、なんて事故のニュースでも「高齢運転者」というキーワードで語られることが多い。

高齢運転者の事故

交通事故死亡者も半数以上が高齢者で、死ぬのも殺すのも高齢者、というのが最近の交通事故事情なのだ。そうして、高齢者になっても働かなければ暮らしていけない社会で、クルマ社会ドーナッツ化した街が(それは失策によって出現した街なんだけれど)、その勇気を奪って、勇気は死と同義語になってしまっては、免許を返納するも地獄、運転するも地獄、というのが最近巷間の高齢者事情なのだ。

スキーバス転落事故の運転手も65歳。この国がまだ健全だった頃、この社会にまだ愛とか情が転がっていた頃、65歳は悠々自適に老後の生活を、例えば隠居なんて言われて送っていたのだけれど、ボクたちが目指したクルマ社会とそれによって出現したドーナッツ化した街の結末は、深夜の大型バスで雪国を運転しなければ口に糊をすることもできない状況を作り出し、棺桶までクルマになってしまったのだろうと、不謹慎にも考えている。

そうして一億総活躍社会なんて、美辞麗句で鞭を打つ。死ぬまで働け。「はいはい、死ぬまで働きましたがなにか?」なんて声が聞こえる。ついでに「クルマで死にましたがなにか?」なんて声まで聞こえる。

まあ、それでも、勇気を持って返納すれば「高齢者運転免許自主返納サポーター」なんてもので割引等の特典を受けることができるそうだ。
愛知県警察/高齢者運転免許自主返納サポーター一覧

愛知県のタクシー業界でも、その高齢者割引が始まる。

運転経歴証明書を提示した70歳以上の高齢者は運賃が1割引きになる。この21日、運賃改定が行われて、タクシー運賃が実質7%程度値上がりするのを機会に・・・。

勇気が出ましたか?
クルマを運転できなくなり、晴れてメデタク交通弱者となって、タクシー運賃が1割引きとなり、スギ薬局の1品だけ5%引き、イオンネットスーパーの送料が100円引き、銭湯が100円引き、なんてカズカズの特典があるから、これまたメデタク悠々自適の老後を、隠居なんて言われて・・・送れるわけない。送れるわけないのに、その「勇気」は「死ぬ勇気」になるのですが・・・。

100円割引程度の特典ではなくて、免許証がなくても生きていける国をつくることが喫緊の課題だと思う。そうして65歳になってまでも大型バスに乗って、あるいはタクシーに乗って、働かなければならない、生きなければならない、そんなクルマ社会からの脱出をしないかぎり、死ぬのも殺すのも高齢者、なんてことから抜け出せない。

免許を返納することに勇気なんてものが要らないクルマ社会を造ることを、もっと真面目に考えてくれ。それがクルマ社会を作った国家の責任なのだ。

免許を返納する勇気 :警視庁
愛知県警察/運転経歴証明書
愛知県警察/自主返納
愛知県警察/高齢者安全対策情報
初雪や
疲れすぎて眠れない夜、いつもの窓の外には垂直の時間が流れている。時間という過去に沿って雪も落ちてゆく。

2008年2月9日の雪の日にボクは豊橋市内を歩いていた。今住んでいるこのアパートの契約のために田原駅から渥美線に乗って、確か愛大前か小池で降りてから、藤沢あたりの不動産屋まで歩いた。

デキゴトはつまらなく積み重ねられては過去の中へキチンと片づけられて愛情や幸せや憎しみや哀しみなんて袋に詰め込められて一部は月曜日の朝に生ごみとして焼却処分され、一部は排水溝へ汚水として流され、そうして一部は今流れている時間に圧縮されハウスダストになって部屋の奥隅に隠れる住む。

ちょうど8年。もう8年も過ぎたのかと驚いてしまう。濡れた靴に耐えきれずに近くのスーパーで靴用の使い捨てカイロを買った。それから少し歩いて、少し迷って小池神社にたどり着いた。ボクは少しそこにいて、そこに倒れ込んでしまいそうな哀しみを振り払うようにシャッターを切って、その音を頼りに、また歩き始めて小池駅に行った。

その8年という時間を、人は幸せだったかとかそうでなかったかなんてことで量ろうとするのかもしれないね。

あの時の靴はまだ現役で、ずいぶんと汚れてしまったとしても、まだあの時の夢とか希望なんてものがひっそりと靴底にへばり付いている。きっと手入れが良いからだろうと思う。それにあの時に着ていたズボンもまだ現役で、あれはその少し前2007年の12月に買ったもので・・・。

なんだか雪は、溶けて流れていきそうな過去を想い出させるね。
ボクたちのデキゴトは、つまらなく積み重ねられてそこいらにある。たぶん、その量がまだ袋一杯にならないからなんだろうと思う。ずいぶんと時間というものに圧縮されてしまったとしても、そうしてボクたちが今その想い出を整理するためにコイビトであるとしても、もう少し時間が必要なのかもしれないと思っている。

時間、というよりも、憎しみとかそれに関わる哀しみなんてものが、人の別れには必要なのかもしれないね。どうやって人は別れるのだろうか、なんて思っている。どうやって「じゃあね」なんて笑いながら別れられるのだろうか、なんて思っている。

週末から月曜日にかけてまた雪が降りそうだね。なんだか面倒くさいね。生きることも。

雪だったね | トヨタ期間従業員に行こう

2016年1月20日 雪
1月20日の朝に







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