トヨタ期間従業員に行こう

トヨタ自動車期間従業員であった筆者が期間工、派遣社員、非正規社員についてや雇用の問題そして1年間にわたる失業生活、その後のタクシー運転手としての日々なんかをぬるめに書いています。

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集団自衛権で考えたこと
アフリカにいたボクたちバックパッカーや海外在住者の間では「なんかあったらアメリカ大使館に逃げ込むこと」なんてことが真面目に、そして真剣に語られていた。

日本大使館があてにならない、というのではなくて、(げんにボクはボンベイ{今はムンバイっていうのか}総領事館のニシべりさんに助けられたこともあったのだけれど)迅速に組織的にかつ人道的にボクたちを救ってくれるのはアメリカだと信じていた。

インド洋には海軍が控えていたし、きっと有事のさいには一時間かそこらでアフリカの各大使館に輸送機が飛んでくるに違いないだろうし、ビルの中にあるわが日本大使館とは大きさや位置なんてものから違っていて、「地下にはミサイル発射基地がある」とか「戦闘機が格納されている」とか「核シェルターまである」なんてことがまことしやかにささやかれていて、それが「アメリカ大使館」になっていたんだ。でも、そんなことよりもなによりも信じる根拠は日米安保にあったし同盟国ということにあった。

ボクたちは日本人であるということを実感していた。それは文化や言葉や姿なんてことだけではなくて、安全というものが担保されていたからだ。どんな地域に行こうと、世界一国民を大切にする国家と、その同盟国である世界一の軍事大国アメリカがバックについている、そんな安心感を首からぶら下げていた。たぶん「Korean」や「Chinese」よりは「Japanese」のほうが安全に多くの海外を通過することができ、住むことが出来たはずだ。

そういった昔のことを考えている。国内にだけいると、たぶん、そんな感覚は解らないと思うし、たぶん「妄想」なんてことで戦争を片づけてしまうのだろうと思うのだ。戦争、ということの前に、例えばPKOで活動している自衛隊の隊員たちは、ボクたちと同じように「アメリカ大使館に逃げ込む」なんてことは恥ずかしくてできないのではないのか、「もしかしてその恥の部分で死んでしまう隊員がいるんじゃないのか」なんて考える。

いや、実はあの頃のボクたちが「アメリカ大使館」なんて言っていたのは、かなり自嘲的で、本心では「日本大使館になんとかしてもらいたいよね」と思っていたに違いなのだ。何かあったらアメリカに命乞いをしなければならない、なんてことが、ボクたちの日本人としての誇りの部分にみょうに引っかかっていたのだ。

自衛隊の人たちは、ボクたちよりはもっとそう思っているに違いない。それが良いとか悪いとかではなくて、なんだかそれが哀れに思える。彼らはバックパッカーでもなければ商社の駐在員でもない。そして彼らには軍人としての自負がある。

問題の本質は集団自衛権なんてことよりも、その自衛隊の在り方なのだ。別に自衛隊が存在しなければ、ボクたちもずっぽりとアメリカに依存すればいいのだし、アメリカ大使館に逃げ込めばいいだけの話なのだ。そしてPKOなんてものにも参加しなくていい。黙って安保費用の金と土地を差し出せばいいだけの話なのだ。

それが嫌なら、自衛隊をどうにかしないと…。

ボクたちバックパッカーや海外在住者の間では……、なんて冒頭に書いたけれど、こうしてこの国に住んでいたとしてもボクたちは「なにかあったらアメリカに」じゃないのか?

それで良いのならば、良いのだ。あの頃のボクたちと同じように、日本人としての自負や矜持、そんなもののどこかに妙に引っかかりながら生きてゆくのもひとつの方法なのだろうし、そのほうが安心して暮らせるのだろうし。

経済、食料、軍事、国民の命をすべてアメリカに預けて、ボクたちは平和に生きてゆけば良い。国家なんてコトバが死語となって、いよいよ超個人主義の時代がきて、そしてこの国のカタチが亡くなっていても、平和ならばそれはそれで正しいのだろうから。

で、微妙なアンケートシリーズ

タクシー運転手10人に聞いた、集団自衛権どう思う?
集団自衛権アンケート

1位・・・俺には関係ない話だけれど、なんとなく反対 20%
2位・・・中国の脅威に立ち向かうため賛成 20%
3位・・・それって食える? 10%
4位・・・新しい店の名前かなんか? 10%

そんな店あるわけないじゃんね。
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