トヨタ期間従業員に行こう

トヨタ自動車期間従業員であった筆者が期間工、派遣社員、非正規社員についてや雇用の問題そして1年間にわたる失業生活、その後のタクシー運転手としての日々なんかをぬるめに書いています。

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初雪や
疲れすぎて眠れない夜、いつもの窓の外には垂直の時間が流れている。時間という過去に沿って雪も落ちてゆく。

2008年2月9日の雪の日にボクは豊橋市内を歩いていた。今住んでいるこのアパートの契約のために田原駅から渥美線に乗って、確か愛大前か小池で降りてから、藤沢あたりの不動産屋まで歩いた。

デキゴトはつまらなく積み重ねられては過去の中へキチンと片づけられて愛情や幸せや憎しみや哀しみなんて袋に詰め込められて一部は月曜日の朝に生ごみとして焼却処分され、一部は排水溝へ汚水として流され、そうして一部は今流れている時間に圧縮されハウスダストになって部屋の奥隅に隠れる住む。

ちょうど8年。もう8年も過ぎたのかと驚いてしまう。濡れた靴に耐えきれずに近くのスーパーで靴用の使い捨てカイロを買った。それから少し歩いて、少し迷って小池神社にたどり着いた。ボクは少しそこにいて、そこに倒れ込んでしまいそうな哀しみを振り払うようにシャッターを切って、その音を頼りに、また歩き始めて小池駅に行った。

その8年という時間を、人は幸せだったかとかそうでなかったかなんてことで量ろうとするのかもしれないね。

あの時の靴はまだ現役で、ずいぶんと汚れてしまったとしても、まだあの時の夢とか希望なんてものがひっそりと靴底にへばり付いている。きっと手入れが良いからだろうと思う。それにあの時に着ていたズボンもまだ現役で、あれはその少し前2007年の12月に買ったもので・・・。

なんだか雪は、溶けて流れていきそうな過去を想い出させるね。
ボクたちのデキゴトは、つまらなく積み重ねられてそこいらにある。たぶん、その量がまだ袋一杯にならないからなんだろうと思う。ずいぶんと時間というものに圧縮されてしまったとしても、そうしてボクたちが今その想い出を整理するためにコイビトであるとしても、もう少し時間が必要なのかもしれないと思っている。

時間、というよりも、憎しみとかそれに関わる哀しみなんてものが、人の別れには必要なのかもしれないね。どうやって人は別れるのだろうか、なんて思っている。どうやって「じゃあね」なんて笑いながら別れられるのだろうか、なんて思っている。

週末から月曜日にかけてまた雪が降りそうだね。なんだか面倒くさいね。生きることも。

雪だったね | トヨタ期間従業員に行こう

2016年1月20日 雪
1月20日の朝に






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