トヨタ期間従業員に行こう

トヨタ自動車期間従業員であった筆者が期間工、派遣社員、非正規社員についてや雇用の問題そして1年間にわたる失業生活、その後のタクシー運転手としての日々なんかをぬるめに書いています。

<< 業界とはいったい誰なんだろうか? | main | 弘前タクシー破産で考えたこと >>
春闘 トヨタ期間従業員の日給150円引き上げについて考えたこと
労使関係溶解・労働組合無力化といわれる中、労働組合唯一の仕事である春闘の季節だ。ベア、賃上げができなければ、とりあえず組合費を免除すれば、そのまま収入が増えるのに、なんて思っている朝。

トヨタ労組が期間従業員の日給150円の賃上げを決定したというニュース。昨年と全く同じ要求で、「デジャブ」なんて目をこすり、「まったく芸がないね」なんて目まいがしそうになった。

働き方改革、同一労働同一賃金、格差是正、なんていう安倍首相のツイート:Pに反応したものだろうが、これまた「メキシコ工場事件」(例のトランプ大統領のツイートに、巨額の投資と、工場を拡大し400人の雇用をすると発表したもの)に反応した時と同じようなスピードと安全性、操作性に、「さすが世界のトヨタ」なんて目頭が熱くなった:)

その日給150円、確かに期間従業員諸君にはありがたいことだろう。なんせあの食堂で一品余分に食べられるほどの金額なのだ。

昨年もだけれど、今年も「満額回答」とか「格差是正」とか「処遇改善」なんて、慶祝の言葉が並ぶ(もちろん期間従業員諸君からもだ)。さてさて、本当にそれはめでたいことなんだろうか?

そのめでたき日給150円を時給に換算すると、トヨタ自動車の現場の一日の労働時間7時間45分として、19円35銭だ。こうなると、話が違ってきて、昨年決められた愛知県の最低賃金820円から845円への上昇額25円を下回ってしまう。

そうなのだ、最賃上昇分も払わないで「150円賃上げ」なんて言ったところで、あい変らずの労使関係溶解・労働組合無力化、ついでに労働組合無能化、なんて謗りを免れない。そして提灯記事を書いてしまうマスコミも同罪で、だから新聞が売れない。そういうことに早く気が付くべきなのだ。

能力のある、そして責任感ある労働組合ならば、せめて195円賃上げを求めるだろう。それが最低賃金上昇分に見合った金額だからだ。愛知県の労働力の価値は時間当たり最低でも195円上昇しているのだ。

非正規という、正社員の盾になり、正社員の豊かな生活や、正社員の約束された老後のために、使い捨てられている人たちの、その差別や格差を解消するつもりが本当にあるのならば、去年の要求書を日付だけ変えて提出するようなことは今すぐに止めて、せめてボクたちが納得する金額を要求せよ。

同一労働同一賃金
100対56なんて賃金格差を是正、解消するっていっても・・・。
NHKオンライン 

トヨタ労組、非正規賃金引き上げ要求へ 日給150円増:朝日新聞デジタル

 トヨタ自動車労働組合(組合員数約6万8千人)は23日、2017年春闘で、非正規の期間従業員の日給を150円引き上げるよう求める執行部案を固めた。月給に換算すると3千円程度となる。


トヨタ、期間従業員の日給を150円引き上げ 組合要求に満額回答  :日本経済新聞

 トヨタ自動車は15日、非正規の期間従業員の日給を150円引き上げる方針を固めた。労働組合の要求に満額で応じる。月額3千円分の賃上げに相当する。

 こんにちは。期間従業員募集、求人誌に掲載してますね、大きく1ページ使って…。確かに、人件費の抑制とはいえ、保障もないアルバイトでは、安定した生活は望めませんよね…。この前、コンビ二の男性店員と話す機会があったのですが、国民年金だそうです。郵便局でも、遣い捨てるくらいなら、残部、正社員でやれば?と心の中で毒づいておりました。
のな | 2017/01/27 11:08
 誤字、失礼致しました。
のな | 2017/01/28 07:33
のなさん、こんにちは。
今朝のアイシンの募集もA4で1ページでした。

まあ、社会保険を払っているような企業なら、まだましかもしれませんね。このブログが始まった頃と比較すれば、期間従業員の待遇処遇もずいぶんと良くなったようです。

郵便局も、民営化になりトヨタ的なものが入ったからでしょうね。国家や国民よりも企業の利益優先、まあ、当たり前のことなんでしょうが・・・。
田原笠山 | 2017/01/29 14:48
こんばんは。

実際にできるできないは別として賃上げを要求するのは基本間違っていないと思いますがあまりに要求が大きいまたは小さいと空気が読めてないなどと言われるしどの程度に設定するかは難しいところであります。
その企業の業績によっても変わってきますし。

リーマンショックや東日本大震災の頃だとこのご時勢に賃上げなんて・・といった雰囲気があったのは否定できません。

100対56と言いますが56が条件によっては50以下の事もあるだろうし逆に100を大きく上回る事もあるので単純に比べるのは難しいと思っています。年齢や経験などによっても変わってくるだろうし。
派遣がかつての高度な技術・資格を持った方限定だった時代にそれほど問題にならなかったのはその100を大きく上回っている方が多かったからではないでしょうか。
そのせいか未だに派遣=エリート、高給取りなどと思っている方は居るようです。
さといも | 2017/02/06 19:26
今年の5月いっぱいで更新せずに満了する予定の私には全く関係ないことですな。
日給を上げるより工場の食事を少しでも負担してほしかった。
他のとこなら契約社員でも食事負担してくれるとこがあるのにな。
1トヨタ期間工 | 2017/02/21 14:54
>さといもさん

賃金ってのは、いったいなんだろうか、なんて考えています。最賃を払っておけば、それで良いのか、ということで、このような社会になったのは、なによりも企業モラルが希薄になったのだろうと・・・。

>1トヨタ期間工さん

賃金だけではなくて、福利厚生も正社員と格差がありますよね。

まあ、形式だけ「やってやったぞ」ってことでしょうけれど。
田原笠山 | 2017/02/24 21:26
COMMENT









Trackback URL
http://t-kikan.jugem.jp/trackback/2383
TRACKBACK

当サイトでは第三者配信(Google)によるcookie を使用しての広告を配信しています。詳しくはプライバシー ポリシーをご覧ください。
<< | >>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   





blogpeopleロゴ
にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 豊橋情報へ

follow us in feedly

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...