トヨタ期間従業員に行こう

トヨタ自動車期間従業員であった筆者が期間工、派遣社員、非正規社員についてや雇用の問題そして1年間にわたる失業生活、その後のタクシー運転手としての日々なんかをぬるめに書いています。

<< 廃 | main | タクシー運転手に求められるたったひとつのこと >>
もっくる新城で蓬莱泉を一杯
酒を止められていた祖父が、隠れて、砂糖を舐めながら燗冷ましを飲んでいたことをよく憶えている。子供だったボクのほうを見て、ニッコリと笑った。そうして口止め料に小遣いをくれた。寡黙な人だった。ボクは、見てはいけないものを見た、うまくコトバでは表現できないような、少し暗い感覚が残った。だから、今もなお、あの夕方の、暗い炊事場の風景を憶えているのだろう。

鳳来寺に行く前に、道の駅もっくる新城で一杯飲んだ。惣菜バイキングは1200円、その食堂でビールは売っているのだけれど、日本酒はない。ないのだけれど、売店で買えば飲んでい良いというので、蓬莱泉のカップ酒2本を買って、バイキングの惣菜をつまみに飲み始めた。他に飲んでいる人はいない。

「燗をしてくれればいいのだけれど」なんて思ったのだけれど、それは常識的にダメなような気がしたし、言えばたぶんやってくれるかもしれないが、ボクだったら「ちっ、面倒なオヤジ」なんてきっと思うだろうと考えたら、というか、言える勇気とか図々しさなんてものもないので、燗酒はあきらめて、そのまま飲んだ。

酔った。酔ったら、祖父のことが想い出された。燗冷ましの酒に砂糖を入れると美味しいのかもしれないと思った。きっと、華やかな風味の吟醸酒を懐かしんだろうと思った。

人の身体の大部分は想い出でできている。あとは未来の希望とか夢で補強されている。ボクたちの言動の規範もその思い出と希望なのだ。過去と夢が言葉になる。過去と希望が行動となる。それが、過去も未来も大事にしなければならない理由なのだろうと思う。

そんなことを考えながら、ボクは酔っていた。そうして鳳来寺山へむかった。やれやれ。

もっくる新城
COMMENT









Trackback URL
http://t-kikan.jugem.jp/trackback/2438
TRACKBACK

当サイトでは第三者配信(Google)によるcookie を使用しての広告を配信しています。詳しくはプライバシー ポリシーをご覧ください。
<< | >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    



blogpeopleロゴ
にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 豊橋情報へ

follow us in feedly

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...