トヨタ期間従業員に行こう

トヨタ自動車期間従業員であった筆者が期間工、派遣社員、非正規社員についてや雇用の問題そして1年間にわたる失業生活、その後のタクシー運転手としての日々なんかをぬるめに書いています。

冬ごもり
「この冬一番の寒気」とか「数十年に一度の強い寒気」なんて窓の外では騒いでいるようなんだけれど、空は晴れていて暖かい豊橋市内。雪は降らないにしても、きっと夜にはぐっと気温が下がるんだろう思って、だって最近の天気予報の精度は高いし、ベランダで蕾を着けたサボテンを室内に取り込む。

今年はいつもの培養土ではないもので鉢土を替えたので、夏の根腐れが心配だったのだけれど、無事に夏を越した。と思ったら数十年に一度の寒波で、今度は凍傷が気になるもんだから、急いで冬ごもり。

20年も一緒に暮らしているサボテンたちで、普通は「愛情」なんてコトバで関係性を綴ると、まあ、カッコいいのだろうけれど、なんとなくボンヤリとそこにあるって感じなのがボクたちで、そんなに一生懸命世話をすることもなく、かなり放任、人間の子どもだったらネグレクトとかDVなんてことで問題になるのだろうと思う。

たまに邪魔に思うこともあって、きっといつかは捨てられる運命にある彼/彼女たちのことを思うと、なんだか不憫でならない。じゃあ一生面倒見れば良いじゃないかと思うのだろうけれど、こっちのほうが寿命が尽きてしまうだろうし、たぶん、ボクではない誰かが育てると、50%の確率で枯らしてしまう。それも過保護によってだ。(なんて思うのは親ばかみたいなものか)

なんの因果か知らないけれど、海を渡って住み慣れないこの国でボクのような薄情な男に育てられるサボテンの哀れなこと。ほんとうは嫌々生きて「もう殺してくれ」なんて叫んでいるのかもしれない。そうして自ら命を絶てないことを嘆いていて、数十年に一度の強い寒気に凍死してしまう絶好の機会がやってきたのに、それさえ奪われてしまったことに絶望しているのだろうと思うと、哀しくなった。

2016年 シャコバサボテン冬ごもり
ためいき
ためいきの多い日々、幸せがどこかへ逃げちゃうね・・・。

「はあ〜」
「なんだかため息多いですよ」
「あ、ダメだね」
「幸せ逃げちゃいますよ」

なんてGさんとの会話。

「幸せ、逃げてどこに行くんだろうね」
「きっと誰かに」
「他の人が幸せになるんなら、いいか、はあ〜っと・・・」

他の人から巡り巡って戻るほど、世の中幸せが溢れているってこともないだろうし、どっちかというとみんなやって来たその幸せをため込んでしまうんだろうと思う。ぐっとため息を我慢するようにね。

「疲れているんですかねえ」
「う〜ん、風邪気味だったし」
「忙しかったし」
「寒くもあったし」
「眠かったり」
「腹減ったり」
「はあ〜」
「はあ〜」

はあ〜はあ〜する?
なんてなにかのCMにありそうだね。あれは、ふ〜ふ〜する?か?


オレは、はあ〜とドアをガチャリと開け、はあ〜っと靴をバッと脱ぐ。はあ〜っとに椅子にカタンと座り、はあ〜っと酒をグビりと飲んで、はあ〜っとベットにバタンと眠る。それが一日の終わりだ。

なんて感じで、なにかカッコイイ・・・ことはないか。
ゴルゴ13のように、シュバとかフーっとかピシッとかチャとかドキューンなんてカッコイイ擬声音の中で生きてみたいもんだと、思ったところで、せいぜい「ふ〜」なんてこれまたため息をついて洗濯を始めるのがせいいっぱいの・・・オヤジ13なのである。

はあ〜っと。

白瀧
白瀧酒造 白瀧 純米 瓶 1800ml
一生2006円也
上善如水で有名な白瀧酒造の「級別廃止以前の白瀧酒造代表商品」で、いつものように熱燗ではあ〜はあ〜しながら・・・。
児童買春でトヨタ社員が逮捕された件で考えたこと
マスコミが「トヨタ社員」と「豊田市の自動車関連企業」と違った表現をしている。またトヨタ県名古屋市やトヨタ社会主義、トヨタ帝国愛知なんてものが復活して、マスコミが大スポンサートヨタ自動車の事件事故を隠ぺいするという悪しき体質に逆戻りしているのではないかと、危惧している。

少し気になったキーワードで、この事件を考えてみた。

スマートフォンのアプリで知り合った愛知県一宮市の17歳の少女にみだらな行為をしたとして、トヨタ自動車の社員が児童買春の疑いで逮捕されました。

児童買春の疑いでトヨタ自動車社員の男を逮捕 愛知県警

17歳・・・法律では児童なんだけれど、もうすっかり大人、というよりも、大人以上の雰囲気の17歳なんていっぱいいるし、外見だけじゃ分からないよね。

スマホアプリ・・・なんだろうね。Line?というか、どうやってみんな知り合うんだろう。この類の事件が起こるたびに思うんだけれど、「スマートフォンのアプリを通じて事件当日に知り合」うことがこうも簡単に出来るんだね。オヤジ13(分からない人は前のエントリーを読んでください)にはちょいと理解できない、というか、教えてほしいぐらいだ。(18歳以上でね)

1万円・・・やっぱりトヨタ式で、コストを考えたか?自工程完結だしね。というよりも、そういう性的嗜好があって(ペドフェリアのような)18歳までじゃないとダメとかなんだろうか?てか、トヨタ社員でお金があるんなら、もっと違う方法もあるだろうに、やっぱりコスト至上主義ってのが骨身に染みついているんだろうね。

トイレで・・・まあ、ホテルなんてところだと足が付きやすいと思ったのか、これまたコスト頭での選択なのか、あるいはトイレ至上主義なのか・・・。

26歳・・・現場の人ならば、入社8年目、そろそろ倦怠期・・・。職場でのストレスが、なんて言い訳をしそうだけれど、こういう人って結局は少女趣味があって、なんでも言うことを聞いてくれるってことが第一条件だったりするんだろうね。まあ、そういう人にありがちなんだろうけれど。

トヨタ社員・・・まあ、トヨタ社員だからニュースになって話題になるってこともあるかもしれないね。トヨタというよりもトヨタ関連だとそこそこ話題になって視聴率が稼げる、というテレビの事情ってやつかもしれないし、豊田市の自動車関連企業なんて表現のほうが、そそられる?エロビデオのモザイクのような・・・。

技術・・・新年名刺交換会で豊田社長がマスコミの取材に対して答えた今年のキーワード。まあ、確かにスマホでその日に少女買春を1万円で、それもトイレで済まされるような技術は、それはそれでスゴ技だと思ったり・・・。そのうちトヨタ社員には自動停止システムが埋め込まれるようになって、少女の前では自動的にストップされる、なんてことにならなければいいけれど。まあ、そういうシステムが出来たとしたら、これまたスゴイ技術なんだけれど。

人工知能ではなくて、人工理性なんてもののほうが、ボクたちには必要なのかもしれない思うのだけれど。まあ、こういった事件は、あってはならないけれど、また起きるね。だって・・・。

技術

児童買春 | トヨタ期間従業員に行こう
消費者というボクたち
「あ、ゴミの日」
もう太陽もたっぷりと登ってしまった午前11時頃、寝起きのまま安アパートの階段をかけ下り、ボサボサの髪をかき上げながら、集積場まで歩いた。戸建ての庭の掃除をしていたその家の奥さんんと目が合う。たぶんボクと同年代で、まだ色気がたっぷりと、その財産と同じぐらいにあるように感じる。ボクのほうは会釈したのだけれど、彼女はボク背を向けて庭を掃いている。

「あ、ごめんごめん、こういう場合は知らん顔するのが礼儀なんだね」
なんて考えながら、コトバもアイサツも交わしたことのないその人の家から数メートル先のゴミ集積場にて無事メデタク目的を果たすことが出来た。

それからまた寝て、今度は「お腹空いたなあ」なんてことで、起き上がる。もう太陽も少し疲れてしまっている午後1時、スーパーに行くのは面倒なので、即席めんのランチ。「洗濯物取り込まなくちゃなあ」なんて、気分も少し疲れてしまっては、食後にジンジャーシロップを飲んでいる。「喉に良いからね」なんてのは独り言。

思うに、消費というボクたち消費者に与えられた義務ってのは、ゴミを出すということと同じなのだ。どういう形にしろ消費しゴミにすることが正しい消費者として国家が推奨する国民の生き方なのだ。

それを修理したり再利用するといった行為は、経済というものを縮小させ税収という国家の糧を減少させる誤った行為なのだろう。だからゴミを国家が管理する。ゴミを捨てるのは無料だ。焼却に埋め立てに莫大な金額がかかるとしてもだ。

ゴミの分量が消費の分量であって、収入の量でもある。もっといえば、ゴミ焼却施設の能力というのが国家の生産力、GDPなんてものと比例する。

ボクたちは消費者なんていう名誉ある呼称から抜出すこはできない。だとすると、また冷凍カツ問題のような事件は起こり、偽装や偽造なんてことは永遠に繰り返される。

修理は急進的な行為 - パタゴニアのブログ「クリーネストライン」

神野ふ頭 タグ基地
労働組合と政治活動
人は、やっぱり、利己的な生き物である。

投票率が上がらないたったひとつの理由は、自分の利益が見えないからだ。

一昨年の第46回衆議院選で投票を棄権した人へのアンケートで最も多かったの理由が、「適当な候補者も政党もなかったから」(26.1%)というものだったそうだ。

第46回衆議院議員総選挙全国意識調査

第46回衆議院議員総選挙全国意識調査

二番目が「仕事があったから」で24.3%、選挙よりは仕事のほうが重要だし、期日前投票があったとしても、わざわざ休日や終業後に行くのも面倒だったのだろうと思う。

投票した一票が直接その人の利益に結び付くならば、例えば仕事に行くよりも価値があり利益があることならば投票するだろう。棄権すると罰せされるという条件下でも同じだろう。

市町村議会議員選挙について考えたこと | トヨタ期間従業員に行こう
自分の利益になるから投票する。それが普通の人間の選挙行動だ。国家のためになんてことはそれほど考えない。だから国政選挙のほうが相対的に投票率が低くなる。

「愛校区心」なんて「愛国心」をもじって批判的な意見を言う人がいるけれど、自分の住む地域や自分の暮らす組織の利益を考えること、そうしてそれらの代表者に一票を入れることは、上に書いたように普通のことだと思う。

昨年の市町村議会選挙の時に書いたように、市町村議会レベルの選挙では利益が見えやすい。近所のおじさんやおばさん、学校の恩師や先輩、同級生、なんて人たちが立候補していて、その人たちが当選すれば校区という地域に、そして自分にも利益が回ってくる。

当選した人たちも、一票を入れてくれた人たちのことを、そうして票になりそうな人たちのことを優先的に考える。それは普通のことだ。投票してくれた人/くれる人の代表なのだから。

労働組合が政治活動をする理由も同じだ。組合員の声をその政治家に代弁してもらうために、要するに自分たちの利益のために政治家を議会に送り込む。労働組合という数の力で政治家を動かす、ということだ。「オレたちのために頑張らないとどうなるか分かってますよね」という圧力がそこに生じる。

18歳選挙権が始まる。どうだろう、高校生や大学生も学校単位で政治活動をして、学生の声を政治の場へ届けてもらえば。「ボク/ワタシたちのために頑張らないとどうなるか分かってますよね」なんて力が生まれれば、きっと・・・。

と、まあ、民主主義は良くも悪くも「数」なのだ。政治も「数」なのだ。そうしてボクたちの幸せも収入という札束の「数」なのだ。「数」こそすべてなのだ。そう民主主義は教えてくれるのだ。

労働組合と政治活動 :日本労働組合総連合会(連合)

さてと、寝るか・・・。

神野ふ頭
神野ふ頭
安全と安心、Googleタクシーについて考えたこと
軽井沢スキーバス転落事故や冷凍カツ不正転売事件は、ボクたちに安全とか安心なんてことについて考える機会を与えてくれた。安全にはコストが必要だという極々当たり前のことをボクたちは忘れてしまっていて、利便性や価格だけの選択肢の思考回路に単純化されてしまっている。

UberやLyftなどのライドシェアも同じで、いくら便利だからといって、いくら廉価だからといって、一般の運転手と一般車がほんとうに安全とか安心を担保できるかというと、とても疑問だ。ライドシェアによる犯罪、例えば昨年夏に起きた寝屋川少年少女殺害事件などを考えるときに、少年少女や女性を拉致してしまうことも簡単にできてしまうのではないか。

「ドライバーの評価システムで安全が・・・」なんて言うけれど、乗車前の安全なんてのは全く分からないわけで、それに犯罪者が冷静に犯行後の評価なんて考えるわけがないので、そういった事後評価システムなんてのはなんの担保にもならない。

ボクのように考える人が多いはずだ。バスの事故で「やっぱり規制は必要だ」と思った人も多いはずだ。Uberはこの国では普及しない。

Uberが普及しないたったひとつの理由〜タクシー規制について(1)〜 | トヨタ期間従業員に行こう
スキーバス転落事故で考えたこと | トヨタ期間従業員に行こう

Googleもライドシェア事業を始めるらしい。Uberは普及しなくてもGoogleならば普及するかもしれない。だって、ボクたちの生活はかなりGoogleに依存しているからだ。タクシー業界だって、スマホアプリで使っている地図はGoogleマップだ。場所もGoogle先生に尋ねる。先生はピンポイントで教えてくれる。それが先生の本業だからだ。

そしてボクたちは先生から情報を得るだけではなくて、ボクたち自身の情報を与えている。ボクがどこにいて何を求めているかを先生はお見通しだ。いくらプライベートブラウズしたって見て見ぬふりをしているだけだ。それは先生だけではなくて、AmazonだってAppleだってYahoo!だって同じで、便利さと引換えに、無料だと思っている情報と引換えに、ボクたちのことを教えている。

インフラ化していてもうボクたちは先生なしでは、密林なしでは、リンゴなしでは、生きてゆけないのだ。

そこがUberとはまったく違うところだ。ボクたちは使わざるをえなくなるかもしれない。それはもっと便利になるとか、使わないと不都合が発生するなんて理由からだ。もう縁を切れない関係だからだ。というか、ボクたちの関係はいつの間にか逆転してしまっている。

Googleタクシー、ライドシェア、あるいはAppleカーなんてのが、ボクたちの端末に真っ先に表示される。Appから「全国タクシー配車」なんて競合配車アプリが消えるかもしれない。

便利と言えば便利だ。そうして自動運転での運行が安全性も担保する。運賃も格段に下がるはずだ。だって本業じゃないのだし。それよりなにより、ボクたちの依存度はさらに高まり、アンドロイド化する。

Google、Uberと競合する自動運転車を使ったサービスを間もなく開始? - Autoblog 日本版

酔心
醉心 軟水の辛口 純米酒
燗で美味し。一生2205円也
鬼ぼっち
クリぼっち、なんてコトバがあったんだけれど、じゃあ節分は、鬼ぼっちだね・・・。

ひとり上手とよばないで
心だけ連れてゆかないで
わたしを置いてゆかないで
ひとりが好きなわけじゃないのよ(中島みゆき)

鬼は外・・・。

鬼もいない部屋の中にいるのは、ボクとそうしてボクたちの想い出だけで、時間とともにどんどんと圧縮されてゆく。過ぎ去った過去だけが永遠になる。

鬼なることのひとり鬼待つことのひとりしんしんと菜の花畑なのはなのはな(河野裕子)

福は内・・・。

捨て猫は、とりあえず夜が明けるまで、こうして知らない街で寒さに震えながら眠ろうとする。今はただ眠ることだけの「福」しか考えることは出来ない。というか、眠ることがすべてで、一日のデキゴトなんてのはそのためだけにある。デキゴト、と言っても食べることがそのほとんどなのだけれど。

他人の「福」なんてのは興味ないのだけれど、こうも「福」に見捨てられては、圧縮されたその永遠という時間の紐を解いて、「福」の欠片を探し始める。もうそれは癖になってしまっていて、たまに酒の力をかりて、眠ることも忘れてしまうこともある。

オレは外、オレは外・・・。

なんとなく自分のことも他人のことも、そうして世間とやらも、解かったと思っていたのだけれど、こんなに大人になっても、なんだろう、どうしてなんだろう、自己否定することによって精神の安定を保とうとする。病気だ。きっと脳が寒さにヤラレてしまったのだ。眠り過ぎて神経が壊れてしまったのだ。

オレは外、オレは外・・・。
ダレカタスケテ。

そのダレカがどこにもいなくて、パソコンやスマホの中を探す。けっきょくだれもいなくて、おれはそとおれはそと、なんてつぶやいてまっくらのへやでふとんにくるまってねむろうとする。おれはそと、おれはそと。そうしてめんどうくさいじぶんをまたうらみはじめてはおれはそと、おれはそとととなえはじめている。おれはそとおれはそと・・・。

Hiroshima Summer
依存症
朝、目覚めると良い天気だったので、また寝た。
昼過ぎ、喉が渇いて目が覚めたので、熱燗で飲んだ。
そうしたらまた眠くなったので、また寝た。

腹が減ったので起きて、また飲んだ。そうしたらなんだか哀しくなった。

人という字はふたりの人が支えあっている出来ている、そう金八先生は教えてくれたのだけれど、こうも世の中その頼る人のいない人が多くなっては、人以外に頼らなければ消えてしまう人も多い。例えば酒、例えば薬物、例えばギャンブル・・・。

世の中いろいろな繋がる手段が増えているとしても、ボクたちの孤独化はすすんでいる。老人は孤独死し、中年は依存症になり、若者は罪を犯す。その繋がる手段がボクたちをその依存へと導く。そう、神の啓示は電波によって、一瞬に広範囲に蔓延してボクたちの脳を破壊する。たとえば清原さんの使った薬物は「さみしさ」を紛らわしてくれるという啓示をボクたちは与えられた。

人はあまねく依存症だ。すでに人に依存してしまっている。その人の替りに、例えば、酒を飲む。例えば、シャブを打つ。それだけの話だ。食べることや、自虐的なこと、あるいは死までも、同じことだ。

貧困や格差なんてことは、確かに昔からあった。だけれど、それは孤立化することなくあったのだ。長屋では一升瓶に詰めたお茶と卵焼きにみたてたタクワンで花見をした。

今は、この貧乏長屋では、ひっそりと死をまつ人たちが、これまたひっそりと息をひそめて棲んでいる。八っつあんに、熊さん、横丁のご隠居、おひとよしの甚兵衛さんは消えてしまった。糊屋の婆さんは老人ホームに入って、与太郎は施設の中だ。

ボクたちはすべてを捨てて便利さを選んでしまった。便利さと引換えに人との繋がりや、人への依存を捨ててしまった。こうして24時間誰とも話すことなく生きて行ける便利さのかわりに、酒という友達を得て、あるいはパチンコ屋という喧騒の場を得て、ネットという言葉なき会話が出来るようになった。

ボクたちは、ボクたちが人であるためのいろいろなものを捨て去った。そうして人でありたいという欲望のために、また便利さを獲得する。酒を飲み、狂騒の場に座り、針を入れる。その繰り返しの中で、ボクたちの依存はますます強まる。もっとさらにより依存しなければ生きてゆけないのだ。

酒を飲め、 こう悲しみの多い人生は、眠るか酔うかして過ごしたほうが良かろう
オマル・ハイヤーム「ルバイヤート」


四海王 樽酒
芝浜と清原世代
芝浜を聴く。

どうして勝五郎は酒に溺れてしまったのだろうかと考えていたのだけれど、「気持ち良いから」という単純な理由づけで良いのではないだろうか。年齢は30デコボコ、魚屋という職業柄飲む機会も多くなる。腕の良い職人でそれなりに収入があったのだろうから、そこそこ旨い酒を、金を気にしなくて飯のかわりに、水のかわりに飲んでいたら、アルコール依存症にもなるだろう。

子の不在、夫婦間の愛の不在、仕事上の失敗、パワハラ、なんて理由はありそうだけれど、江戸時代の30歳だ。三下り半で女房を離縁することもできる時代だ。子ができなければ、愛がなくなれば「出ていけ」となると思うのだ。

やっぱり「気持ち良いから」という理由で依存症になった、そう思うのだけれど、愛の不在が男を依存症にする、なんて答えのほうがもっともらしく、それらしいのかもしれない。

警察庁発表の「覚醒剤事犯年齢別検挙人員」というデータを見ると、平成26年度中の覚せい剤による検挙者の最も多い年齢層は40歳〜50歳で、前年までの30歳〜39歳の年齢層を抜いた。40歳〜50歳、50歳以上の検挙者が増加していて、ほかの年齢層は下降傾向にある。清原世代、そう呼ばれる人たちが最も多く、そうして増加していると読み取れる。

ボクもその年代のひとりなのだけれど、確かにこの年齢での失業や離婚は致命的だ。すぐにこれまで通りの仕事と収入、それに慣れ親しんだ環境が手に入ればいいのだけれど、そうでないのが現実で、失業は職を失うだけではなくて、それまでの人間関係も、そうして人格や尊厳までをも失いかねない。

このブログで一番よく読まれているのが「50歳からの期間工 | トヨタ期間従業員に行こう」だ。50歳、そして期間工なんてキーワードで検索するのだろう。おそらくその年齢層の人が、大企業という安心と、そこそこの収入を目当てに、期間工という選択をすることに悩んでいるのだろうと思う。

40歳台〜50歳台、この年齢層での失業からの正規雇用は難しくなる。ホームレスになるのも同じくこの年齢層だ。

年金を受給するには早すぎて、かといって新たに手に職を付けるなんてことには遅すぎて、家族を養っていかなければならないし、独身だとしても家や車のローン、中には養育費なんて人が多いのもこの年齢層なのだから、酒でも飲まなければやってられない、ということで、そのまま依存症へ、なんて人も多いはずだ。

失業というよりも失望なのだ。

失望、そして虚しさや切なさ、哀しさや辛さ、そんなネガティブな時間と空間だけに支配された毎日から救い出してくれるのは、酒だったり、あるいはクスリだったりするのだろう。救ってくれる人も失業とともに失ったのだから、もう酒とクスリしか残っていない。神も仏もいないのがこの国だ。救い主など現れないとすると、目の前にある極楽浄土に手が伸びる。

中高年の雇用問題が、そのまま薬物問題に繋がっているようにも思う。そうして非正規労働者の増加と格差の拡大が、社会と断絶した人々を増加させ、犯罪に対する抑止力を喪失させる。

「よそう、また夢になるといけねえ。」
ではなくて、きっとボクたちの芝浜はこういうオチになる。

「よし、飲もう。夢であってほしいから・・・。」

覚醒剤事犯年齢別検挙人員グラフ
01【セット版】平成26年中情勢表紙
表1-3 覚醒剤事犯年齢別検挙人員をグラフにしてみました。
ベッキーファンのみなさまへ
CMの契約を打ち切られ、休業しなければならないほど、ベッキーだけが悪いのだろうか・・・。

「どっちかというとゲスのほうが悪いんじゃないですかねえ」
なんてA君が言うから
「う〜ん、まあ、オレもそう思うのだけれど・・・」
「年上という理由なんですかね」

「ゲスが既婚だということを隠してベッキーに近づいたとしたら、ベッキーは被害者ってことになると思うね。恋して、そうして愛してしまったら、歯止めが効かなくなることもあるし・・・」
「そうですよね、隠していたとしたら、ベッキーは騙されたってことになるし」
「まあ、仮に分かっていたとしても、ゲスがコトバ巧みに誘ったとしたら、これもまたベッキーは被害者ってことになるだろうし」
「そうですよね、『きみが付き合ってくれるんなら卒論すぐにでもだすから』なんて言ったとしたら、純情な人で彼のファンだとしたら簡単に騙されちゃいますよね」

「そうそう、ファンだとしたら、実際に会った時点でちょっと舞い上がっちゃうよね」
「ボクも、きっとそうなると思います」
「オレも。そんでたぶんすべてを捨ててでも一緒にいたいと思う」
「すべてをですか」
「うん、たぶん、犯罪に手を染めるかもしれないなあ」
「そこまでですか」
「うん、その人と一緒になれるんなら・・・」
「そんなもんですかね」
「そんなもんだって」

「ベッキーも、きっと純情がゆえに、そうしてゲスの言葉に、ああいうLineの会話になったと思うよ」
「きっと」

悪いのはベッキーだけではないはずだ。
そうしてどちらかというとベッキーのほうが、正しいはずだ。

「ベッキーのファンっていないんですかね?」
「どうして?」
「だって、ファンの声って聞こえてこないじゃないですか」
「確かにね」
「ボクがファンだったら、もうゲスなんて許さないと思いますよ」
「確かにね、オレだってゲスの出てる番組なんてのは見ないし、出てたらクレームを入れてやるよ」
「そうですよね」
「そうだよ〜」
「許さないですよね」
「うん、必殺に頼むかもしれない」
「ゴルゴ13に」
「そうだよね、大好きなベッキーをこんな目に合わせたんだもん」

「やっぱりベッキーのファンっていないんですって」
「いるって」
「そうですかあ」
「10万人はいると思うけれど、半分ぐらいはガッカリしてファンやめたかもなあ」
「まあ、芸能人のファンなんてのは薄情かもしれないですね」
「オレは違うよ」
「え、誰のファンなんすか」
「井上あさひ」
「え、誰ですか?」
「NHKのアナウンサー」
「知らないですよ」
「え、知らない?」
「有働さんとか、ブラタモリの桑子さんとかは知ってますけれど」
「ああ、その人たちも好き」
「で、その井上あきら・・・」
「あさひだって」
「あ、すみません、あさひさんが今回のような騒動になったらどうします」
「そりゃもう、相手のゲスを・・・」
「どうするんですか」
「う〜ん、オヤジ13になって。そんですべてを捨ててでも・・・」
「ええ〜、ほんとですか。てか、そのオヤジ臭さん、ってなんですか」
「オヤジ13だってば」
「あ、なるほど。ですべてを捨てるんですか」
「う〜ん、すべては・・・」
「やっぱり」
「でも、ゲスの出る番組は見ないし、見てるやつがいたら縁を切る」
「ふ〜ん」
「そんなもんだ」
「そんなもんすかね」
「そうだって」
「それが九州男児だって」
「そんなもんなんですか」

そんな会話が終わって、少し考えてみた。
ベッキーが休業するのなら、ゲスも休業するのが男だろうと、思った。そうしてこうなった責任をベッキーだけに押し付けるなんざ、男の風上にも置けない。ボクだったらキチンとする。まあ、そんな無責任さが今回の騒動を引き起こしたのだろうけれど。

そこで、微妙なアンケートシリーズ。
タクシー運転手8人に聞いた「ベッキーと川谷絵音、どちらが悪い?」

ベッキー騒動アンケート
川谷絵音・・・4人(50%)
両方・・・・・3人(37.5%)
分からない・・1人(12.5%)

なんて結果だったのだけれど、ボクの周りの世間はベッキー擁護の人が多いようだ。というか、隠れベッキーファンのおじさんが多いってことなのかもしれないと思ったり・・・。やっぱりオジサンは若い女の子に弱い、のかもしれない、そう考えたり・・・。

ベッキーだけが悪いかなあ・・・。
微妙なアンケートシリーズ

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